
2019年2月22日に公開された木城ゆきとによる漫画『銃夢』を原作としたサイバーパンク・アクション映画
「アリータ:バトル・エンジェル」
これを視たら原作『銃夢』もぜひ読んで欲しい!僕もこれを切っ掛けに読みました!
アメリカらしい変化が加えられていたり、構成が違うものの、おおむね満足いく作品だと思います♪
このぺージそのあらすじネタバレ・感想・見どころを紹介します!
Contents
映画『アリータ:バトル・エンジェル』のあらすじネタバレ
その町は空に浮かぶ都市「ザレム」から廃棄される資源で成り立っていた。
その町の名は『アイアンシティ』。
ある日その町に住むサイボーグ専門の医師・イドはザレムから廃棄されたくず鉄の山から少女のサイボーグを発見する。
状態は奇跡と言っていいほど良好で、脳に全く存在はなかった。
イドは少女に新しいボディを与えるのだが、少女にはこれまでの記憶を忘れていた。
イドは少女にアリータという名前を付け、平穏に生きてくれることを願うのだが・・・。
アリータ:バトル・エンジェル『起』
イドからボディを貰ってアイアンシティを見物するアリータ。
アリータはヒューゴ(原作ではユーゴ)という少年と出会い、
チョコレートやモーターボールという荒っぽいレースのことなど、様々なことをを知るようになり、徐々にアイアンシティに馴染んでいきます。
ある日、アリータは女性のサイボーグが襲われているというニュースを知ります。
そして、夜中にイドがたびたび出かけていることも・・・。
アリータはイドの後をこっそりと追うのだが、
イドがまさに女性を襲おうとしているような瞬間を見てしまう。
結果的にこれは誤解で、イドはむしろ犯罪者から町の治安を守る『ハンターウォーリアー』をやっていたのです。
イドに襲い掛かる犯罪者と戦っていると過去の記憶を少しだけ思い出すアリータ。
そして大物賞金首であるグリシュカ(原作だと魔角(マカク))と戦った際、自分がかつて月面で、何者かと戦っていた戦士であること、そして格闘術である『パンツァークンスト』(原作では機功術)を思い出します。
一方、アリータから大ダメージを受けたグリシュカはベクターの元に帰っていました。
ベクターはザレムとアイアンシティをつなぐ顔役を務める男でした。
また、ベクターはモーターボールのオーナーでもあった。
ベクターはグリュシカからの報告を聞き、アリータが未知の技術で作られたサイボーグだと知ります。
ベクターと一緒に話を聞いたイドの妻チレンも興味を示し、ベクターとチレンはアリータを手に入れようと暗躍します。
そこで、ベクターはヒューゴを使い、モーターボールの有名選手を襲うように指示を出します。
アリータ:バトル・エンジェル『承』
ある日、アリータはヒューゴに連れられ、過去の大戦で墜落した宇宙船の廃棄場所に赴きます。
宇宙船に何かを感じたアリータは1人、水中にある宇宙船の扉をくぐって中に入る。
そこにあったのはバーサーカーボディと呼ばれるサイボーグのボディでした。
自分の存在に反応を示すバーサーカーボディ。
アリータはボディを持ってイドの元に帰り、『自分はかつて戦士だった』と強く訴え、
バーサーカーボディに換装するようイドに願います。
しかし、亡き娘の姿をアリータに重ねていたイドはこれを拒絶。
アリータは衝動的に飛び出して、戦う覚悟を固めるためにハンターウォーリアーの登録を済ませてしまう。
そしてヒューゴと共に、ハンターウォーリアーのたまり場であるBARカンザスで、グリュシカの脅威を語り、共に戦ってくれる仲間を募った。
しかし、誰一人としてアリータに賛同するものはいなかった。
逆に、ハンターウォーリアーの一人であるザパン(ダマスカスブレードの使い手)はアリータを挑発。
結果、BARカンザスは大乱闘の現場になってしまう。
圧倒的にアリータ優勢の状況であったが、
イドもそこに駆けつけ、「もうただで診ないぞ!?」という鶴の一声で乱闘が終わります。
しかし、ここにグリュシカが現れ、アリータを挑発。
グリュシカはグラインドカッターという強力な武装を装備していました。
アリータがたまたま連れていた犬を目の前で殺し、そしてBARカンザスの床をぶち抜いて地下の世界にアリータを誘います。
地下の世界でアリータは善戦するものの、戦闘用のボディでないためか、バラバラにされてしまいます。
追いかけてきたイドと犬使いのハンターウォーリアー『マクティーグ』の援護によってかろうじて一命をとりとめたアリータ。
イドはアリータの戦いの宿命を見て、バーサーカーボディに換装することを決意します。
アリータ:バトル・エンジェル『転』
アリータはグリュシカとの決戦に万全の準備を整えつつ、ヒューゴとの逢瀬を重ね、ヒューゴに好意をもってしまう。
ヒューゴもまたアリータの清廉で純粋な姿に心惹かれていました。
そしてアリータは『空中都市ザレムに行く』という夢を持つヒューゴのために、お金を稼ぐことを決意します。
そこで候補に挙がったのが、モーターボールでした。
アリータ―はモーターボールのトライアルテストに出場を決意。
そしてそのトライアル当日。
ヒューゴはアリータに相応しい人間であるために、犯罪をやめようと、仲間の元に向かっていました。
しかし、このトライアルはアリータのボディを狙うベクターが仕組んでいたものだった。
アリータ対他全選手という異常な事態。
アリータはこの試合中にヒューゴから電話を貰いました。
『ザパンに追われている』と。
そう、ザパンはBARカンザスでアリータに恥をかかされたことを根に持っていたのです。
アリータはヒューゴに聖堂で待ち合わせようと言って、走りだします。
アリータ:バトル・エンジェル『結』
モーターボールの猛者たちを場外乱闘をしながら全排除し、ヒューゴのピンチに間に合ったアリータ。
だが、ヒューゴが既に犯罪者になっているという情報を知って迷ってしまう。
ザパンはハンターウォーリアーの仕事を全うしているに過ぎなかったのだ。
ザパンはアリータの苦しむ姿を見て、『手伝ってやる』と言ってヒューゴの腹部をブレードで貫いてしまう。
アリータはヒューゴを抱き上げて聖堂に行く。
ヒューゴは今までやってきた犯罪を告白し、
そして、足を洗おうとしていたという言葉を聞き、アリータは自分は間違っていないことを知る。
しかし、ヒューゴは致命傷で死は免れなかった。
そこに、これまでのアリータを見てきたイドの妻・チレンが現れてアリータにヒューゴを救う方法を教える。
アリータはヒューゴの死を偽装し、イドに願ってヒューゴをサイボーグにして生かすことに成功した。
アリータは、ヒューゴを追い詰め、汚い罠に嵌めようとしたベクターを強襲していた。
圧倒的な性能差でベクターの元に辿り着いたアリータ。
護衛役として現れたグリュシカも一刀両断で退ける。
そしてアリータはベクターもまた、ノヴァというザレム人に操られていたことを知る。
ノヴァは『ヒューゴの生存』を見抜き、アリータの心を揺さぶる。
ヒューゴの危機を知ったアリータは急いで戻るのだが。
ヒューゴは賞金首となった身の上を嘆き、アイアンシティとザレムをつなぐパイプからザレムに行こうとしていたのだ。
アリータはヒューゴを必死に説得するのだが、その光景を眺めていたノヴァはパイプに設置してある防御リングを起動。
ヒューゴは防御リングによってばらばらにされてしまい、パイプから落下しかけてしまう。
間一髪でヒューゴを助けたアリータだが、ヒューゴを助けるのはもはや不可能であった。
ヒューゴはアリータに感謝を述べ、そしてパイプから落下してしまう。
アリータ:バトル・エンジェル 感想と概要
大胆に原作の構成を変えてあるものの、ものすごく面白い作品でした。
内容自体は原作の3巻までの内容になります。
最後のシーンもヒューゴ(ユーゴ)との死別で締めているので、感慨深いものがあります。
あえて言うならば、ベクターについて。
ベクターはなんというか・・・。
憎めない子悪党みたいなキャラクターなのですが、映画だとちょっとその良さが足りていませんでした。
いや、本当にいいキャラしてるんですよ。
マジで憎めないんです!
良い奴とは言えないんですけど、なんだか、ちょっとお調子乗りな悪友!みたいな感じなんですよ。
一応、ヒューゴとの会話でそういったキャラクター性が垣間見えているんですが、いまいち表現しきれていないんですよね・・・。
それから本作の最大の見所であるモーターボール・・・。
ものすごくスタイリッシュで迫力があります。
迫りくる荒くれ競技者を最適解な動きで対処しつつ迎撃していきます。
本当にかっこいいシーンなので是非見てみてください♪
タイトル | アリータ:バトル・エンジェル |
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ジャンル | SF、パンク、バトルアクション |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 121分 |
公開日(日本) | 2019年2月22日 |
監督 | ロバート・ロドリゲス |
脚本 | ジェームズ・キャメロン、レータ・カログリディス |