
2009年のアメリカ映画『クロッシング 』。
3人の警官・刑事たちが織りなす人間ドラマ。それぞれが直面する如何ともしがたい現実に追い詰められていく3人を眺めるという映画で、
ジャンル的には鬱映画だろう。
しかし、人生について強いメッセージ性が本作には存在しています。
見て良かったと、身を引き締めることが出来た映画です。
ここからは「クロッシング 」のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
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とある3人の警察官がいた。
一人はあと1週間で退職する警官のエディ。エディは問題が起こらないことだけをただひたすらに祈るような男だ。
一人は麻薬捜査課の刑事サルヴァトーレ。彼は家族のことを第一に考え、病気の妻のため、子どものためを思っているが金に困っている男だった。
最後の一人は潜入捜査官のタンゴ。タンゴは危険な職務に命を懸けていたが嫁からは理解を得られずに、さらに恩人でもあるギャングのボスをハメなければならなくなって悩んでいた。
そして物語は動く。
●作品のまとめ表
タイトル | クロッシング |
---|---|
ジャンル | 群像劇、人生ドラマ |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 132分 |
日本公開 | 2009年10月30日 |
監督 | アントワーン・フークア |
脚本 | マイケル・C・マーティン |
メインキャスト | エディ(演:リチャード・ギア)
サル(演:イーサン・ホーク) タンゴ(演:ドン・チードル) キャズ(演:ウェズリー・スナイプス) ホバーツ副署長(演:ウィル・パットン) スミス捜査官(演:エレン・バーキン) |
クロッシング 感想 思わず絶句して見入ってしまう。
『鬱映画かこれは・・・』という暗鬱なシナリオ。
鬱映画は得意ではないものの、物語のメッセージ性には光るものがあり、そしてエンディングまで見て考えさせられるようになりました。
作中3人の男が『事なかれ主義』『お金』『正義』という3つの悩み・問題を抱えていて彼らはある事件をきっかけに問題と向き合うことになる。
この向き合うというか、向き合わざるを得なくなると言ったほうが正しいか。
エディ以外の2人は悲劇的な結末を迎えることになるのだが、そこに至るまでのプロセスについて、見るだけで胸に痛みが込みあがってくる。
そしてなによりもこのエンディングを迎えて、オープニングの『善』と『悪』のくだり。
思わず善悪ってなんだろう・・・って思ってしまう。
善を貫けば、心は摩耗し、悪となれば報いを受ける。
何が正しいのか?どうすればよかったのか?
それは誰かに打ち明けたり、頼ったりするというのが正しいのですが、それですべてが解決するわけでもない。
人生にはそういう難題が付きまとってくる。
自分の中でどう消化すればいいのか困惑しているが、ものすごく考えさせられる映画でした。
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動画配信サービス | 配信状況(※2021年4月時点) |
---|---|
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