
アルバレスとロド・サヤゲスのコンビが描く「スリラーホラー」
「ドント・ブリーズ」。あの『死霊のはらわた』のリメイクを担当したコンビのホラー映画です。
このぺージそのあらすじネタバレ・感想・ツッコミどころを紹介します!
Contents
映画『ドント・ブリーズ』のあらすじネタバレ
デトロイトで陰鬱な生活をする不良少女のロッキーはこの街から逃げだるために金持ちの家に押し入って空き巣を繰り返していた。
ある日、大金を隠しているという老人の噂を耳にする。
その老人は盲目で、アレックスは気が進まなかったのだが、どうしても金が欲しいロッキーは、マネーと共に3人で盗みに入ることにします。
しかし、その老人はとんでもない戦闘能力を有していた元軍人だった・・・。
ドント・ブリーズ『起』
育児放棄をしている親を持つロッキーは妹と一緒にこの貧しいデトロイトを出てカリフォルニアで暮らすことを夢見ていました。
そのための資金稼ぎの方法は空き巣。
もちろんそう簡単に空き巣なんかできやしないのだが、
友人のアレックスの父が経営する警備会社と契約している家であるなら話は別だ。
簡単に合い鍵で入れるし、警備システムも無力化するリモコンも持っているからだ。
ある日、どうしよもなく親が嫌になったロッキー。
そして金が欲しいマネーは金持ちという噂のある老人の家に行く計画を立てる。
地理的条件もよく、周囲は空き家しかない。
言ってしまえば楽勝の部類の空き巣だった。
アレックスは老人の目が見えないことを知ると、気が進まないといって降りようとするのだが、結局3人で盗みに行くことにする。
ドント・ブリーズ『承』
侵入は容易く、順調だった。
マネーは睡眠ガスをセットして老人を眠らせ、3人は金の在りそうな鍵のかかったドアを発見。
バールではこじ開けることができなかったが、
マネーは拳銃を取り出して、鍵をこじ開けてしまう。
アレックスは『拳銃を使って空き巣することとリスク』を説き、
「自分は降りる」と言って一人家から出てしまう。
そしてこの直後、眠らせたはずの老人がやってきたのだ。
制止するロッキーとマネー。
だが、老人に気配を気づかれたマネーは何とか誤魔化してやり過ごそうとしたり、老人に銃を向けてしまう。
『これで殺されても文句は言えなくなってしまった』
老人は容赦せず、マネーから銃を奪ってマネーを射殺。
ロッキーは声を出さず、クローゼットの中に身をひそめてやり過ごすのだが、
アレックスが2度目の銃声を聞きつけ、戻ると盲目の老人が直進してくる。
アレックスは息を殺し避け、洗面所に逃げ込みますが、
老人は侵入者の存在を考えて脱出経路を塞ぎまわってました。
そしてクローゼット内の金庫に自分の財産があることに安堵して、死体の処理をしようとします。
アレックスと合流したロッキー。
アレックスは逃げて警察に正直に話そうと言うのだが、
ロッキーはクローゼットに老人の金庫があることを知り、盗んでしまう。
しかし、老人はロッキー達の履いてきた靴に気づき、侵入者が他にもいると気づいてしまう。
ドント・ブリーズ『転』
音を頼りにする盲目の老人と音をたてないようにするロッキー達の逃亡劇がスタート。
アレックスの機転で地下から外に出るルートを選択するのだが、
その途中で、監禁された女性・シンディを見つける。
老人の秘密を知ったロッキー達はシンディを連れ出そうとするのだが、
老人は盲目のせいでシンディを射殺してしまう。
厳禁を盗まれ、女性を死なせてしまい、老人の怒りは頂点に達する。
アレックスは囮になりながらロッキーを逃がし、それぞれ別行動をするのだが、
結局二人とも老人に捕まってしまう。
老人はロッキーに目を付け、
自分の子どもを孕ませようと計画するのだが、
生きていたアレックスが老人を急襲。
間一髪のところで救われる。
老人はダメージを負い、取引を持ち掛ける。
警察に行けばどちらも確実に禁固刑だが、金だけで済むのならどちらも痛み分けだ。
ロッキー達は取引に応じて奪った現金を持って逃走する。
しかし、それは老人の罠だった。
拘束されたと見せかけた老人はアレックスを射殺。
ドント・ブリーズ『結』
ロッキーは外に逃げ、勝利を確信したのだが番犬に追いかけまわされることに。
何とか機転を利かせて犬を車内に閉じ込めることに成功するのだが、
ロッキーは捕まってしまう。
しかし、アレックスが持っていたリモコンで緊急通報システムを作動。
大音量の音で老人は混乱し、ロッキーは持っていたバールで滅多打ちに老人を倒す。
後日、この件はニュースになっていた。
二人の強盗がこの老人の家に侵入。老人は応戦し強盗を殺したものの、
けがの程度は軽く、命に別状はなかった。
ニュースを見てロッキーは妹と共にカリフォルニアに行くのだが、
その背中を怪しい人物が見ていた。
ドント・ブリーズ 感想と概要
簡単に説明すると
経済的に苦しいロッキー達は、老人の家に強盗に押し入る。
しかし、その老人は、目は見えないものの驚異の聴力と身体能力を持つ元軍人で、返り討ちになりかけた。という話。
老人役のスティーヴン・ラングの演技が怖すぎる。
聴力が良く、強いうえに、何の迷いもなく無表情で攻撃してくる老人が、とにかく怖いです。
犬も攻撃的でかなり怖い。唐突に現れたり、追いかけてきたり、涎をまき散らしながら噛みつこうとしたりとある意味老人以上に怖い。
物語の中心にある、老人が引きこもっている理由もホラーでしたね。
家の中に隠されていたのは、お金だけではなく、妊娠させた女性・・・。
意味を知った瞬間が一番怖いかもしれません。
主人公たちにつられて、映画を見ているほうまで、つい思わず息を止めていたくなります。
最後の最後まで気が抜けない、とても怖い映画です。スリラーやホラーが好きなかたにおすすめの1本です。
タイトル | ドント・ブリーズ |
---|---|
ジャンル | ホラー、スリラー、 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 88分 |
公開日(日本) | 2016年12月16日 |
監督 | フェデ・アルバレス |
脚本 | ロド・サヤゲス、フェデ・アルバレス |