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2005年のアメリカ合作映画『フライトプラン』。
ハイジャック犯vs母親の戦いを描いた映画。
メンタリストな犯人に目をつけられた飛行機設計士が、娘を誘拐されるも探し出して犯人の計画を阻止していく痛快アクション。
犯人の計画自体は失笑を禁じ得ないほどの欠陥だらけなものの、意外と視聴後の感想は悪くはない。
ただ、見終わった後によくよく考えると『やりすぎだろ』と思うのは間違いない。
それでも評価が高いのは主演のジョディ・フォスターの演技が素晴らしいからだ。
まぁアラブ人には謝っても良かったと思うんだけどね・・・。
それでは、ここから『フライトプラン』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
Contents
映画『フライトプラン』 のあらすじネタバレ
ドイツベルリン。事故で夫を亡くした航空機設計士のカイル・プラット(演:ジョディ・フォスター)は6歳の娘ジュリアと亡き夫が収まった棺と共にベルリン空港から自宅のあるニューヨークに向かおうとしていた。
搭乗予定の飛行機は彼女が設計に携わった機体だ。
飛行機は無事に離陸し、カイルとジュリアは空いていた座席1列を使って眠っていた。
3時間後。眠りから覚めたカイルは隣の列で寝ているはずのジュリアがいないことに気づく。
探し回るのだが乗務員が調べたところ、搭乗記録にジュリアの名前はないと告げられる。
あまりの衝撃に取り乱して機長の元に突撃するのだが航空保安官に拘束されてしまう。
事情を察して保安官もカイルに協力することになり、機長、客室乗務員2名、航空保安官が一緒になって状況を整理する。
しかし、やはりジュリアは存在していないことになっている。
機長たちの協力の元、本格的な捜索をするのだがやはり見つからない。
残るは機械室だけだが、この時点でカイルは正気を失った女として扱われており、機械室への入室は規定通りに拒否されてしまう・・・。
ジュリアが見つからずに錯乱したカイルは強硬手段に突入。
機内でパニックを発生させ、とうとう逮捕される。
そこでこの計画を立てた犯人たちは動き出す。
そう、カイルの夫が殺されたこともすべては計画通り。
犯人たちにとって飛行機に詳しいカイルは理想的なハイジャック犯になりえたために起こった事件なのだ。
確信ネタバレ 犯人の計画にはツッコミがある。
犯人曰く完璧な計画だったのだが、それにしたってはツッコミどころがあります。
そこで、カイルが外国の飛行機設計士であることに着目した犯人の計画を書き出していきます。
- 棺に爆弾を仕掛けるためにカイルの旦那を事故に見せかけて殺害
- 棺の業者を買収して爆弾をセット
- ニューヨークに戻るために、棺を乗せてジュリアと共に搭乗
- カイルおよびジュリアが眠った隙に、ジュリアをワゴンで運び出す
- 娘が消えたことに錯乱するカイルを煽る
- 娘が元々乗っていないと嘘を吐く
- 娘捜索を大体的に始める。
- 娘は1週間前に死んでいることを告げてカイルの精神をより錯乱させる
- 犯人が動き出して棺の爆弾を機内にセッティング
- カイルがハイジャック犯だと言って機長に垂れ込む
- カイルの要求の金と小型ジェットを空港に用意するよう交渉
- 会社は指定口座に金を入金し、小型ジェット機を用意
- 最寄りの空港に着陸
- 犯人一味が下りたタイミングで爆破
一応辻褄はあっていますが、辻褄はあってると言えるレベルの難易度の高い計画をなぜ実行するのか?
ジュリアが元々乗っていないとか、1週間前に死んでいるというのはあまりにも無理がある。
自分の席に座る際、誰がいるくらいは覚えますし、覚えなくとも目の端に映るなどで潜在的には認識します。
乗客が「いや、見たぞ?」って言ったらもう終わりだったんですよ。
ジュリアの姿を誰も見ていないのはさすがにおかし過ぎます。
なんで乗客全員他人に無関心っていう体なのか理解できません。
百歩譲ってジュリアの姿を誰も見ていないということにしても、ジュリアが居るかいないか、死んでるのかについては機長側でも確認できるはずです。
空港の監視カメラ、カイルの言う関係者に電話すればそれで済むのですから。
そもそも計画の肝であるカイルをクレイジーな人間に仕立て上げるのも、
結局はカイルの行動次第になるので、無理がありすぎる。
カイルが「今機内を探すことが出来ないのなら、着陸後にくまなく探させろ」と言えばカイルをハイジャック犯にすることはできません。
犯人がメンタリストなのはなんとなくわかりますが、
あまりにも杜撰で他力本願な計画と言えます。
それから、入金があまりにもスムーズ。
なんでこんな協力的に入金できるんですかね・・・。FBIの存在意義がなくなっています。
どのクライム映画でも言われたとおりにいきなり入金なんてしませんよ。
仮にそうだったとしても、機長が下りるときにカイルと話したときに気づくはずです。
なんなんですかねこの犯人一味の計画。
「どうか誰もジュリアを見ていませんように!」とか、
「これからジュリアを運ぶぞ!誰も見るなよ!?見るなよ!?」とか、
「よっし!どうかカイルが錯乱してくれますように!」とかお祈りしてるんですかね。
問題行動が多すぎる母親にもツッコミたい
いかにも『強い母親』というのを示したかったのかわかりませんが、
機内でパニックを起こさせたりとかベンツぶっ壊したりとかマジで逮捕されてもおかしくない。
特に配電盤を破壊して機内パニックを作り出すというのは看過できない。
完全に犯罪者デス。
挙句の果てには犯人を倒すために飛行機を爆破させるとか意味が分からない。
航空会社の絶叫が聞こえるようだ。
あの爆破の瞬間航空会社の経営陣は何人か意識を失ったに違いない。
娘が見つかれば潔白が証明できると考えているのだと思うが、やってることはもうテロリストだろう。
子を想う母親というにはあまりにも過激だ。
アラブ人が可哀そう
物語の冒頭、確かに娘がいる部屋を向の建物から覗いていたアラブ人。
結局これはカイルの錯乱による妄言で、アラブ人はとばっちりに過ぎません。
中東の男はテロリストだと誤認しかねない演出です。
しかもエンディングでカイルはこのアラブ人に謝りもしておらず、人間的にどうなの?と良識を疑います。
フライトプラン 感想 ガバい計画にツッコミ満載だが受け入れられる仕上がり
犯人の計画についてはガバすぎて目も当てられないのだが、
きっと犯人はカオス理論学者か何かで虚数の彼方にあるような奇跡の確立を引き当てたのだろう。
本当であれば『つまらない駄作』と断じるのだが、実は本作についてはそれほど悪い印象はない。
ひとえにジョディ・フォスターの演技が素晴らしかったからだ。
彼女の演技は真に迫るほど圧倒的で、乗務員や機長ももちろん演技をしているんだろうが、彼女の迫力に押されて思わず素を出してるかのようにも見えた。
そのため、バカバカしさ満載の犯人の計画も充分に楽しむことが出来た。
彼女の常軌を逸した行動力。
頭がおかしいと思われながらも立ち向かっていく様は感動的ですらありました。
たった一人の演技が作品を昇華させるという良い例だと思います。
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タイトル | フライトプラン |
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ジャンル | サスペンス |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 98分 |
日本公開 | 2006年1月28日 |
監督 | ロベルト・シュヴェンケ |
脚本 | ピーター・A・ダウリング ビリー・レイ |