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アメリカ映画「GODZILLA(1998年)」。
『ハリウッドがゴジラを作る!』ということで期待を寄せた方はものすごく多かったものの、
蓋を開けてみればゴジラに求められているものが1㎜もないという恐竜によるパニック映画。
救いなのが単なる怪獣映画として見ればまぁまぁ楽しめるということ。
でもゴジラの名を冠した以上、切り離して考えるのは難しいんだろうなぁ・・・。
それでは、ここから『GODZILLA』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
映画『GODZILLA』 のあらすじネタバレ
ジャマイカ沖で日本漁船が謎の巨大生物に襲われ、漁船唯一の生き残りはゴジラを見たという。
この生物について調べていた矢先、ニューヨーク湾でゴジラが出現。
漁港に大被害をもたらした挙句に姿をくらました。
立ち入り禁止のビルや地下に隠れていると考えた軍はしらみつぶしに探すローラー作戦を考えるも、
生物研究の権威ニックは『餌でおびき寄せたほうがいい』という作戦を提案する。
逃げ道を塞いだうえでこの作戦に準備をかけたのだが、あまりにも大きいその巨体に軍は茫然自失。
手持ちの武装で攻撃を仕掛けるもまるで歯が立たず、ゴジラは逃走してしまう。
ニックは残された痕跡からゴジラが妊娠していることを発見。
ゴジラの目的は栄養の補給、巣作り、子育てだったのだ。
巣を見つけ産みつけられているかもしれない卵をすべて駆除しなければこの悲劇は終わらない・・・
だが、情報がリークされ、マスコミが不安を煽り始める。
この結果、軍は卵の存在はなかったことにしてゴジラのみを駆除する作戦に出る。
軍はゴジラ自体の駆除に成功するのだが。
マディソンスクエアガーデンには大量の卵が・・・
GODZILLA(映画)の感想 本気でボロクソに書きます
そういえばこんな映画あったなーくらいの気持ちで見たものの、
やはり当時抱いていた感想は間違っていなかったと強く感じました。
いやむしろ嫌悪すら沸く駄作中の駄作。
少し書いてますが、ゴジラである必要が全くないんですよ。
単なるモンスターです。
火も吐かないのででかいティラノサウルスです。
一応、オリジナルと同じく、核の落とし子みたいなていでゴジラは誕生したことになりましたが、その説明があまりにも軽すぎる。
日本にとって核は特別なもので、『人類が手を出していい領域ではない』という面を大切にしていました。
だから、ゴジラが核の影響で生まれたことに人類はその罪深さに葛藤して重い決断をしていくのです。
しかし本作ではそういった人類の愚かさが全く描かれず
「ゴジラは核実験の影響で生まれたのかもしれない」
「へえ?そうなんだ。まぁなんとかしようか、暴れて迷惑だし」
みたいな軽いノリ。
ゴジラの表層を撫でただけの薄っぺらさには嫌悪感を禁じ得ない。
そもそもゴジラって日本では神様のように伝えられていた存在なんですがね。
付け加えて主人公と元恋人のやり取りがもう、まったくゴジラっぽくない。
ニュースレポーター志望の元恋人は、研究者の主人公のもとから極秘データを盗んでリーク。
この結果主人公はチームから追放され、おまけに、オフレコの話まで漏れて軍は作戦を変えざるを得ないという流れ。
いやもうそんなのほんとどうでもよくて、もっとゴジラを生んでしまったこの世界のことを憂うシナリオを書けよと思う。
一応調べたところ、監督が嫌々作ったようです。
1㎜もゴジラに興味がなかったらしく、企画倒れされることを願っていたとか。
完全にアウトです。
というか、なんで普通に魚食ってんだよ。
ゴジラと言えば核だろうに。
なんであんな卵から普通にゴジラ生まれちゃってるんだよ。
新たなゴジラだといえば聞こえはいいですが、『コレジャナイ』感がものすごい。
特にマスコミのもと恋人が己の野心のためにやりたい放題するというのがどうも好きになれない。
訴えられてもおかしくないレベルなのに何を正義面、愛情深さをアピールしているのかわからない。
ゴジラじゃないと思えばそれなりに面白く作られてはいますが、結構嫌悪感が残る仕上がりになってますので視聴の際はお気を付けください。
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タイトル | GODZILLA(1998年) |
---|---|
ジャンル | パニック、モンスター、アクション |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 138分 |
日本公開 | 1998年7月11日 |
監督 | ローランド・エメリッヒ |
脚本 | ディーン・デヴリン ローランド・エメリッヒ |