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2019年のアメリカ映画「黒い司法 0%からの奇跡」。
1980年代のアラバマ州で起きた実際の事件をもとにした映画。黒人のウォルターが冤罪を晴らすために黒人弁護士ブライアンが奮闘するという人間ドラマです。
また、当時の黒人差別もしっかりと描かれた社会派映画です。
ブライアンを演じるのははボクシング映画『ロッキー』の続編『クリード』で主演だったマイケル・Bジョーダン。
この記事では『黒い司法 0%からの奇跡』の見どころと感想を紹介します。
Contents
映画『黒い司法 0%からの奇跡』 のあらすじネタバレ
ハーバードのロースクール在学中、ブライアンはとある死刑囚と面会した。
同じような境遇で育ち同じ曲を聴いた死刑囚にブライアンは黒人がいかに差別されているかを再確認する。
ロースクールを卒業したブライアンは、過去に黒人差別に苦しんだ経験とこの死刑囚との出会いにより、
最も差別に苦しむアラバマ州で死刑囚のために戦うことを決意した。
1988年、ブライアンはとあるニュースを知る。
そのニュースとは黒人男性が白人男性を射殺した容疑で死刑判決を受けたというものだ。
ブライアンは供述書など記録を調べるのだが、死刑を決定づけたのは、ツッコミどころ満載の証言だった。
検察側が誘導尋問や脅迫で証人をでっちあげたのである。
黒人差別が根強く蔓延るアラバマ・・・。
腐った警察勢力・・・。
ブライアンは冤罪の死刑囚ウォルターのために危険を顧みず行動し、ついに証人が嘘の証言をしたことを認めさせたのだが・・・。
なぜブライアンの母はアラバマ行きに賛成しなかったのか?
貧困層が多く、犯罪率も高いためです。
アラバマ物語で有名な州ですので、アメリカの州の中では人種差別についても根強く残っていたと思われます。
0%からの奇跡の『0%』とはどういう意味なのか?
1988年時点で、アラバマ州の監房から出られた死刑囚の割合。
免罪という言葉がある時点で0%というのはあり得ません。
ですが、黒人死刑囚に関して言えば今まで前例がなく、前例どころか差別意識が強いこの州では免罪のために戦う弁護士など皆無で、
むしろ弁護士のほうが作中のブライアンのように危ない目に遭います。
ゆえに、0%とは黒人死刑囚に限った話です。
『黒い司法 0%からの奇跡』の感想 アラバマの歴史や黒人差別を調べるともっと好きになる
免罪で死刑囚となった男の生還を描いた実話。
人権問題や差別について考えたり、その歴史を知るきっかけにもなる素晴らしい映画でした。
作中、弁護士であるブライアンに対しても差別行為がされている。
例えば死刑囚に面会に来た時がその最たる例だ。
囚人でもないのに全裸を要求されボディチェック。
さらに尻の中まで調べさせろとまで言われる。
黒人には人権など無いと言わんばかりの差別で、おもちゃにして当然というようなおぞましさを感じました。
そして黒人側にもその差別意識があり、差別され、略取されているため卑屈になっていました。
一つ一つ信頼をはぐくもうとするブライアン。
当時の差別がいかに辛く苦しいものだったのかが良くわかります。
またこの映画のラストシーンも感動でした。
無実を勝ち取ったウォルターだけでなくウォルターの友達であり死刑囚のレイも実際、釈放されたシーンが映像として紹介されたからです。
これは本当に良かったと思いました。
アラバマ州の死刑について
2020年6月現在でもアラバマ州には死刑制度があり、電気か薬物のどちらかを選びます。
これは確か囚人側が選べるはずなのですが、作中では電気椅子オンリーのように描かれていました。
作中登場の『アラバマ物語』もまた黒人差別の物語
1960年に出版された小説で、1930年に起こったとある事件をもとにした実話です。
1962年には同タイトルで映画化されており、アメリカの高校の教材にも用いられています。
U-nextで評価を見ると、★5つという最高評価になっており、絶対に見た方がいいレジェンドクラスの映画です。
※U-nextの評価について
★4以降は良作。★4.5は傑作。★5は殿堂入りだと思ってください。
本作を見た翌日に見てみましたが、本作とは違った意味で衝撃を受ける素晴らしい作品でした。
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タイトル | 黒い司法 0%からの奇跡 |
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ジャンル | 実話、免罪 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 137分 |
日本公開 | 2020年2月28日 |
監督 | デスティン・ダニエル・クレットン |
脚本 | デスティン・ダニエル・クレットン アンドリュー・ラナム |