
2004年のアメリカ映画「ミーンガールズ」。
どんな学校にもほぼ存在するであろうスクールカースト。
そんなカーストの中にカーストとは縁のない子がはいってしまったらどうなるのか?
スクールカーストは割と嫌な言葉ですが、軽快なアメリカンなノリがマイルドになっており、
コメディとしても楽しめるし、社会派ドラマとしても楽しめる、そんな良作です。
この記事では『ミーンガールズ』の見どころと感想を紹介します。
映画『ミーンガールズ』 のあらすじネタバレ
両親の仕事の都合でアフリカ暮らしだったケイディは16歳になって初めてアメリカのスクールに入学することになる。
学校生活を楽しみにしていたものの、そこには生徒同士のいがみ合い、ののしりあいのスクールカーストが存在していた。
ある日、ケイディは仲良くなったジャニスから、レジーナというスクールカースト最上位に位置する女王を引きずり下ろすよう協力を求められる。
他人を攻撃するような真似をしたくないケイディだったが、レジーナの身勝手さに腹が立ち、進んで協力するようになる。
だが、レジーナのグループを粉々にしたものの、今度はケイディがレジーナのようなDQNになってしまい・・・。
ミーンガールズの感想 全校生徒を巻き込んで学校崩壊し、立て直すのを楽しむ作品
アフリカの大地で純粋に育ったケイディが友人たちに挟まれて徐々に性格が変質していくのが面白い。
その友人であるジャニスやレジーナもどっちもどっちな感じ、良識のある大人であればフェードアウト・・・。
あるいはアメリカ人らしく『No!』と拒絶することですが、
それができないのが子どもの世界・・・『学校』です。
見どころはこのどうにもならない状況に挟まれ、コントロール不能になり、突っ走るしかないというところ。
レジーナの取り巻きになりながらレジーナを裏切り続け、グループ壊滅になったころには
ケイディはレジーナと同格と言ってもいいほどのDQNに生まれ変わります。
そして最大の見どころは、このDQN化したケイディに対してジャニスが真実をずばり指摘するシーン。
人間って自分が嫌な奴だと思ってることって少ないじゃないですか?
むしろ、『悪くない、良いやつ』だって思うじゃないですか?
でもそういうのって自己評価であって、何か意図があろうと無かろうと他人にとっては『そいつが(事実として)やったこと』が全てなんですよね。
悪乗りして調子に乗って、そこに自己嫌悪が入ったとしてもそんなのは関係ない。
いわゆる、クズと同じことをやってるのだから、クズと呼ばれても仕方ないし、当たり前です。
そこからはもう怒涛の展開・・・で超面白い。
学校中を巻き込んで乱闘騒ぎにまで発展。
大人や親が『やめなさい』って窘めたのに『やってしまった』結果が描かれており、
本当の問題には対処できない未熟な子どもたちの姿がそこにあります。
最初こそコメディとして見ていましたが、本作は社会派ドラマともいえます。
でも、コメディで大変面白い(笑)
最初から最後まで面白いのでぜひ視聴してみてください♪
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タイトル | ミーンガールズ |
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ジャンル | コメディ、学園コメディ、スクールカースト |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 97分 |
日本公開 | 2005年3月5日 |
監督 | マーク・ウォーターズ |
脚本 | ティナ・フェイ |