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2003年のアメリカ映画「モンスター (2003年の映画)」。
娼婦が殺人を犯してしまい、その後も不運に見舞われて衝動的に殺人を犯してくるっていく実話ベースのシナリオ。
ところで皆さんはシャーリーズ・セロンにどんなイメージをもってますか?
僕のイメージはスタイル顔の造形共に完璧な美女。
でもこの映画ではそんなイメージを木っ端みじんにするほど破壊力を持っています。
アメリカの実在した狂った連続殺人犯をシャーリーズ・セロンが衝撃的な演技をするのが本作の見どころ。
せめてもの救いとしてシャーリーズ・セロンの演技を書きましたが、
僕はもう二度とこの映画を見ません。
それくらいに鬱になる映画です。
それでは、ここから『モンスター (2003年の映画)』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
映画『モンスター (2003年の映画)』 のあらすじネタバレ
娼婦のアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、自殺を考えていた。
だが、まだ全財産の5ドルを使い切っていない。この5ドルを使わなければただ働きだ。
この5ドルを使い終えて、自分も終えよう。そう考えたいた。
ある日アイリーンはバーでセルビーという女性と出会う。
アイリーンはセルビーの子犬のような素朴な雰囲気に、セルピーはアイリーンの陰のある優しさに惹かれ合う。
アイリーンはセルビーと愛し合うためにお金を稼ごうとするのだが、客の男は頭のイカれたサディスト。
命の危険すら感じたアイリーンは客の男を殺してしまう。
殺人を犯してしまい時間がないことを察したアイリーンはセルビーと1週間ホテルで過ごし、もっと生きたいと思うようになる。
だが、彼女には何のスキルもなく、常識すらない。
堅気の職業など、アイリーンには不可能だった。
結局アイリーンは元の売春に戻るのだが、衝動的な殺人を繰り返し、そして金目的の殺人をするようになってしまう。
モンスター (2003年の映画)の感想 絵にかいたような最悪のシナリオ
『マジか!?これがシャーリーズ・セロンなのか!?』と思うほどの衝撃の演技。
あのパーフェクトボディにはだらしなく肉が付き、顔はシミだらけ。
スラングの効いた粗野な口調、チンピラのように体を揺らす態度。
これまでのシャーリーズ・セロンのイメージが音を立てて崩れていきます。
それもこれもこのモンスターという作品のため。
このシナリオは目を背けたくなるほど相当心に来る。
特に印象的だったのは社会復帰して堅気になろうとするシーン。
本人的には何とか真面目になろうと努力をするのですが、この努力は一切報われません。
社会生活をした経験がないからです。
学校は勉強のためだけではなく、社会生活に適応するための場で、これに参加してないとどう振る舞うのがベストなのかもできません。
そのくせ、体を使って稼いだ事実、いろんな人と出会った経験が、
酸いも甘いも経験した大人であると誤った認識を持つようになります。
よく思春期に、謎の万能感や自信を持つことがありますが、これを正しく認識し、制御できなければ交友関係すら危うくなります。
結果残ったのは、自分が大けがを負っていて、立つことすらできないことも認識できない人間。
これらの描写が本当にもう痛くて苦しい。
そしてこの映画の『モンスター』というタイトルが何より切ない。
制御不能に陥っていることや、他人の命を奪うこと、自分は大けがをしていることを認められないこと、他人(セルビー)に甘えるころ。
そしていろんな不遇にが絡まり、モンスターと化してしまいました。
鬱映画好きなら喜んでみるかもしれませんが、
正直、途中でもう見るのやめたいくらいだったし、
見たという記憶すら消したい映画でした。
これに比べれば鬱映画と名高い『ミスト』なんかハッピーエンドですよ・・・。
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タイトル | モンスター |
---|---|
ジャンル | サスペンス、ヒューマンドラマ、実話 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 109分 |
日本公開 | 2004年9月25日 |
監督 | パティ・ジェンキンス |
脚本 | パティ・ジェンキンス |