
『奇妙』という意味のオッドという本名をもつ青年。オッドトーマス。彼は平凡だが、死んだ人間を見ることができる超能力を持っていた!
幽霊が教えてくれる怪事件・殺戮事件を未然に阻止せよ!「オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主」のあらすじネタバレ・感想を紹介します!
Contents
映画『オッド・トーマス』のあらすじネタバレ
『起』霊とコンタクトできる青年。オッドの日常は霊を救うことと平凡に過ごすこと!
平凡に暮らすオッド=トーマスは、平凡に暮らせないでいた。
それはオッドが幽霊を見ることができるという特殊な能力を持っているからだ。
ある日彼の前に女の幽霊『ペニー=カリスト』が現れる。幽霊はオッドを誘い、車を乗った男『ハーロ』の前まで連れてきた。
オッドはハーロの車のキーを奪い『血液が付いている』とカマを掛けると、ハーロは動揺する。
そしてペニーから教えられた、その痛ましい死の状況を、ハーロに伝え、逃げ場などないことを教える。
結局ハーロは大立ち回りの末、警察に捕まった。
オッドが平凡に暮らせない理由はこれだった。霊関係のトラブルに巻き込まれ、そして霊とコンタクトができるために、周囲からは『独りごとの多い変人』と思われる。『霊とコンタクトができる』なんて言おうものなら、同じ力を持っていたと思われる母と同じ『強制施設送り』の未来しか待っていない。
ならば"関わらなければいい"なんて思うかもしれないが、
オッドにとって幽霊は胸を締め付けるほど哀れな存在で、それを放置することなどオッドにはできないのだ。
そんなオッド・トーマスにも理解者2人板。恋人のストーミー・ルウェリンと、警察署長のワイアット・ポーターである。
『承』謎の男が引き起こす事件の調査
オッドにはもう一つ、霊と似て非なる人外の存在が見える。それはボダッハと呼ばれる異形の霊体だ。
このボダッハが見えるということは流血の惨劇が始まるのだ。
ボダッハの数に比例してその惨劇は激しく、暴力的なものになっていく。
そしてこのボダッハを見ても『見えている』という反応をしてはならない。
ボダッハは見える人間を徹底的に殺すのだ。
ある日、オッド=トーマスの働くレストランに、謎の男・ボブが来店し、その男には目を覆いたくなるほどの大量のボダッハが群がっていた。オッドは彼を調べようとすると友人のヴァイオラが話しかけてくる。
ヴァイオラはオッドが不思議な力を持っていることに感づいており、彼を頼ってきたのだ。
ヴァイオラは『自分が殺される夢』を見たと語り、自分の未来を聞いてくるのだが、オッドはあまり不安にはさせたくなく、能力については秘密にしつつ、彼女を元気づけます。
ヴァイオラと別れ、オッドはボブの調査を始める。オッドの能力の一つに、会いたい人間に会えるというものがあり、その能力でオッドはその男に容易に発見。
後を付けると、とある小屋にボブが入り、すぐに出かけるという状況を見る。そこでオッドは、大量のボダッハと、『15日』が切り取られたカレンダーを発見。そのカレンダーはある男の名前が書かれた茶封筒に入っていた。
オッドはこれから撤退し、警察署長のワイアット・ポーターにそれを知らせると、
PODというタトゥーを腕に掘った警官・ヴァーナーが現れて、事情を少し伏せながら伝えます。
『転』黒幕・ヴァーナーら悪魔崇拝者
そしてさらに手掛かりをつかむために、オッドはストーミーと共にヴァイオラの家を訪ね、
彼女が見たというもっと詳しい夢を聞きます。やはり15日の惨劇は起こるようで、その場所はボーリング場。
さらに、ヴァイオラの妹たちには大量のボダッハがまとわりついていた。オッドは、ヴァイオラに「祖母の家に、だれにも言わずに行け」と伝えます。
状況は混迷を極め、オッドの家にはあの謎の男の死体があり、そして警察署長のワイアット・ポーターは銃撃を受けてしまう。町には大量のボダッハであふれかえっていた。
殺されたボブの遺体に不審な点があったことを思い出してボブのところに戻るとそこには『POD』という入れ墨が入っていることを確認する。
大量殺戮を起こす犯人はヴァーナーだったのだ。
『結』オッド・トーマスが守れたものと守れなかったもの
オッドは犯人を止めるために扮装し、次々と彼の仲間たちを倒していくのだが、それでもボダッハは減るどころか大量にあふれていた。そして自身を呼ぶ幽霊についていくと、そこには大量の爆弾が仕掛けられた車があった。
しかしそこで、爆弾が発見されたことに気づいたヴァーナーがオッドを銃撃する。しかしオッドも重傷を負いながら車を運転し、ヴァーナーと戦いながら爆弾を人気のない遠くまで運ぶ。
爆弾は無事に安全なところで爆発し、ヴァーナーもそれに巻き込まれて死亡。オッドは英雄となった。
しかし、この陰で、オッドは守りぬくことができなかった人がいたのだ。
オッド・トーマスの感想 作品!
霊能力を持った男が幽霊の少女を助けるような、その苦しみを少しでも和らげるような。そんな感じのスタートを切りました。
ジャンプ漫画のブリーチのような切ない始まり方ですね。
シリアスな作品ではあるものの、オッドは平凡に憧れ、平凡な日常をおくろうという面があるため、日常パートは意外とコミカルで調理シーンなどは曲芸じみたライブクッキングで見どころがあります♪
それにしてもエンディングは衝撃でした。あれはちょっと辛いですね。まさかストーミーが死んでしまっていたとは…。
かなり辛かったです…。
見どころ!演者たちの名演とルックスが素晴らしい!
主人公役のアントン・イェルチンの名演!
まず主人公・オッド=トーマス役であるアントン・イェルチン氏の演技はかなり惹きつけられるものがあります。
彼のルックスがそれほど優れているというわけではありませんが、チャーミングで色気があり、たくましさがあります。
彼のファンになろうと思って出演作品を調べたところ、2016年6月19日 不慮の事故により亡くなられておりました…。
追悼の意をここで示したいと思います。素晴らしい作品をありがとうございました。
彼のアントン・イェルチン氏の作品についてはすべて鑑賞していきます。
本当にオッド=トーマスの続編が見たかった…。
ヒロイン役のアディソン・ティムリンが美人すぎる!
平凡でありながら一風変わった男であるオッドの恋人役ストーミーを演じるアディソン・ティムリン。
思わず一目ぼれをしそうなほど美しい顔立ちです。培われた知性を感じさせ、気品が漂いながらもキュートさがある。
そしてちょっとムチっとした身体つきもセクシャルを感じさせてグッときます(笑)
日本人が好きになりそうな顔立ちです。
インスタグラムをやっているようなので、さっそくフォローしました♪
皆さんもぜひ彼女をフォローしてください!
https://www.instagram.com/addison.timlin/
ググ・バサ=ローも素敵!
18歳で二人の妹たちの面倒を見ているヴァイオラ役のググ・バサ=ロー。
イギリス人とアフリカ人のハーフで、彼女も素敵な女性です♪
作中ではオッドに相談し、惨劇の手掛かりになる夢を見ており、それを伝える役目でした。
大量の死体のイメージに動揺して涙をポタリと落とすのは名演でした。
彼女はこれからもオッドのよき理解者としてあって欲しいですね!
タイトル | オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 |
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ジャンル | アクション、恋愛、ミステリー、スリル |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 106分 |
アメリカ公開日 | 2014年2月28日 |