アメリカ映画オデッセイ

 

火星にただ一人取り残された男が火星で農耕して生き延びる!SFサバイバル映画『オデッセイ』

 

 

ポジティブで自己中で愛される男の帰還を全世界が見守る!

 

 

 

冒頭20分と後半20分以外は火星サバイバルで見やすく面白い作品です!

 

 

このぺージでは「オデッセイ」のあらすじネタバレ・感想を紹介します!

 

 

 

なお、オデッセイとはギリシア神話の叙事詩オデュッセイアの英語読みです。

 

 

 

映画『オデッセイ』のあらすじネタバレ

火星の探査をしているところ、調査隊は大規模な嵐に見舞われる。嵐が止むまで待機の案もあったが、船長は全ミッションを放棄して退避を命令する。緊急脱出のシークエンスに入ります。

 

 

 

調査隊はロケットに帰還しようとしているところ、嵐の風に煽られてアンテナが破損し、主人公・マーク=ワトニーに激突。

ワトニーは嵐の勢いのままはるか後方に吹っ飛ばされてしまう。

 

 

 

ワトニーの現在位置不明、宇宙服からの信号途絶、呼びかけにも応じない。

さらに直前でワトニーの服から減圧警報が鳴っていて、減圧状態での生存可能時間は1分が限界。

 

 

 

船長のルイスは他のメンバーにロケットに向かうことを指示し、自身はワトニーを探そうとする。

視界ゼロで目視捜索不可能、ダメもとで赤外線レーダーでの捜索も反応なし。

 

 

 

それでもルイスは「自分を置いて行け」と言いますが、他のメンバーがルイスに「ワトニーは死んだ」といって船長を説得。

さらに、今にもロケットは倒れそうで、このままでは全滅必至だった。

 

 

 

ルイスもワトニーの生存を諦め、ロケットはワトニー以外のメンバーを乗せて母船に向けて飛び立ってしまう・・・。

 

 

 

『起』

一方、嵐が去った火星でワトニーは目を覚ます。アンテナのパーツが腹に刺さるなどの怪我をするものの、どうにか立ち上がり、

設置されたハブ(中継基地)に入り、自分で手術を行い、腹から金属破片を除去し、血止めをして一命をとりとめる。

 

 

 

このアンテナが刺さったことで宇宙服のバイオモニターを貫通して信号途絶したのだが、

結果的に、アンテナとその破片が出血を防ぎ、宇宙服の穴をふさいだのだ。

 

 

 

一休みしたワトニーは設備を使って自身の生存ログを作る。

彼はまず自身に起こった状況を語り、

生存も救助も絶望的であることを客観的に告げます。

 

 

 

死を覚悟しつつ、ワトニーは前ミッションから保存されていた水や食料などのの資源を確認していたところ、

物資の中に「感謝祭まで開けるな」と書かれた箱の中から『生のジャガイモ』を発見する。

 

 

 

ワトニーの中で計算が始まる。

救助の有人探査は4年後。1年間は保存食で食いつなぐことは可能で、それまでに食料を育てれば生存して帰還することも可能だった。

ワトニーは植物学者としての知識を生かして4年間生存することを決意します。

 

 

 

『承』

まず、ハブから荷物をすべて出して平らかにし、ビニールハウスつくり、火星の土を敷き詰める。

有害廃棄物でパッキングされたクルーの排泄物と土と水を混ぜで肥料を作成。

 

 

 

植物が育つ土壌を作ります。続いてハブのヒドラジン燃料から水素を取り出し、

紆余曲折の上、水の製造に成功し、ほどなく、ジャガイモの栽培に成功します。

 

 

 

一方、NASAでは、地上ではワトニーの死を尊び、葬式も挙げられていましたが、

死亡していたと思われるワトニーが生きている可能性を見出す。

 

 

 

しかし、救助に向かおうにも相応に時間を使うことになり、その間にハブにある食料が底をついて、結局死んでしまうのが目に見えている。世界最高峰の技術機関であるNASAのメンツをつぶさずにはいられなかった。

 

 

 

だが、画像で検索した以上、公共機関であるNASAは情報を公開する義務がある。

最大でも24時間後にはワトニーの生存が全世界に伝わってしまうのだ。

 

 

 

NASAは写真の画像からワトニーが何をしようとしているのかを推察し、

救出計画を前向きに考え始める。

 

 

 

ワトニーは現在地アレス3からアレス4予定地への移動計画を練ったり、人類初の火星産有機ジャガイモを収穫したりするのだが、

NASAとの通信を復活させなければ意味はない。

 

 

 

ワトニーは作戦を練り、過去の計画で火星に送り込まれていた無人探査機(パスファインダー)を地図から見つけ、ひたすらそこを目指していた。

NASAはワトニーの動きを不思議に思っていたが、そこが無人探査機が放置されているポイントだと気づき、ヴィンセントはパスファインダーの開発者の元に飛ぶ。

 

 

 

ワトニーはパスファインダーを修理し、通信機能を回復させ、NASAとコンタクトを取ることができるようになった。

しかし、問題はパスファインダーは静止画カメラであり、救助には天体物理学の複雑な会話が必要だった。

 

 

 

そこで16進法を用いたコミュニケーション方法を考え、準備していると、

NASAもワトニーが何をしようとしているかを察して、ワトニーと同じ環境を作り、会話することに成功した。

 

 

 

さらに、NASAの技術者たちは、ワトニーにローバーのシステムをハッキングしてコードを追加するように指示。

これにより文字情報でコミュニケーションができるようになった。

 

 

 

『転』

だが、アクシデントが発生する。まずワトニー側で圧力事故が発生。火星産ジャガイモがダメになってしまう。

気圧が失われたことで水が沸騰して蒸発。土の中のバクテリアも氷点下の大気に晒されて全滅。

ジャガイモはもう育てられなくなる。

 

 

 

備蓄している食料を計算をした結果、NASAはスケジュールを大幅に前倒しする必要が出てきました。

そして、点検作業を削ってどうにかスケジュールの前倒しに成功。

しかし、この点検作業を削ったことが仇となったのか、ロケットは空中で大破し、打ち上げは失敗した。

 

 

 

そこで動いたのは中国国家航天局。彼らは科学技術協力を惜しまなかった。

もう一度だけロケットを作るチャンスを得る。

 

 

 

さらに、ワトニーの乗っていたアレス3のクルー(ヘルメス)を救助兼輸送艦に見立て、火星に再度向けて出発する方法も見つかる。

しかし、長官はこの案を危険と判断し、アレス3のクルーには知らせず、地球へ帰還させる方針を取る。

 

 

 

つまり、ワトニーを見捨てたのだ。

 

 

 

しかし、ディレクターのミッチはアレス3クルーが決めるべきだと主張し、長官の判断を無視して情報を横流しする。

このプランは実現可能だが、これの実行は反乱と同義である。

 

 

 

補給機とのランデブーに失敗したら死ぬ。

地球の重力アシストで失敗したら死ぬ。

成功したとしても合計で900日以上宇宙にいることになる。

さらに地球に帰還したら軍出身のルイスは軍法会議。民間出身者は二度と宇宙には行けなくなる。

 

 

 

ほとんどリスクしかないのだが、クルーは全員一致でワトニー救出を決める。

 

 

 

『結』

NASAは中国国家航天局と協力しロケットを打ち上げし、アレス3クルーは宇宙でロケットとドッキングし食料を補給。

ワトニーは宇宙に行くためにアレス4を向かい、NASAの指示通りにMAVを軽量化し、遠隔操作にて打ち上げ。

 

 

 

しかし、距離が届かなかった。ヘルメスのクルーたちはワトニーと共にこの距離を縮めるべく命がけの工夫を凝らし、ついにアレス3のメンバーが全員揃い、地球に帰還する。

 

 

 

そして5年が経過し、アレス5計画が始まった。

ワトニーは宇宙飛行士の訓練生の前で火星での日々を語り、それぞれのメンバーも日常へ戻った。

 

 

 

オデッセイの感想

満足のいくマッチョなシナリオ。過酷な状況設定のはずなのにワトニーの演技でものすごく程よくコミカル。

機会を作ってもう一度見たい。

 

 

 

SF作品は難しいイメージがありますが、作風によって何度も見たくなると思うので、

難解な設定もだんだん理解できるようになります。

 

 

 

正直、SFって一番苦手だったんですが一番好きになりそうです。

そこで、SFが苦手な僕が選ぶ本作の見所を紹介します。

 

 

 

マット・デイモンの快演

まず、主人公ワトニーの顔に見覚えを感じ、ワトニーを演じる俳優のマット・デイモンを調べたところ、先日に絶賛したSF映画『インターステラ』にマン博士として出演した俳優でした。

 

 

 

マン博士はとある星の過酷な状況で精神がまいってしまい、暴走して死亡した挙句、主人公たちを追い込むような役でしたが、

今作は180度性格が変わって超絶ポジティブで自己中ながら憎めない性格なキャラクターになっています。

 

 

 

シチュエーション的にほぼ同じなんですけどね。メタ的な楽しみですが、見ていて面白いです。

 

 

このワトニーのパワーがマン博士にあれば彼は生きていたかもしれませんね(笑)

 

 

 

SFというよりも、火星をテーマにしたサバイバル作品

冒頭の宇宙科学的な説明は分からなかったものの、

 

 

結局はサバイバル作品だ!ということが開始20分でわかるので、

 

 

かなり親しみやすいSF作品だと思います。

 

 

 

また科学知識もかなりわかりやすく描かれているので、

 

 

中学レベルの知識で楽しむことができます。

 

 

 

オデッセイ式の水の作り方

ワトニーは「このハブに126平方メートルの畑を作った。農耕するには土1立方メートルあたり、40リットルの水が必要。もっと大量の水を作らないと・・・」と深刻そうに言うのですが、

 

 

 

「幸い作り方は分かってる。水素に酸素を加えて燃やせばいい

 

 

と、中学レベルの知識を語ってくれます。

 

 

 

このギャップがなんだかおもしろい。

 

 

難易度を上げていきなり落してまた上げるという展開になっていきます。

 

 

 

オデッセイ式の水の作り方は以下の通り。

 

 

 

火星降下機(MDV)には燃料のヒドラジンが何百リットルもあり、ヒドラジンは分子式N2H4と表される。つまり窒素と水素というわけです。

 

 

そのヒドラジンをイリジウムの触媒で窒素と水素に分ける。

 

 

そしてその水素を小さな空間に誘導して、燃やせばいい。

 

 

 

でもここでまた面白いのが、

 

 

「これまでの人類の歴史で水素に火を付けようとした奴が無事だった試しはないけど」

 

 

 

と、フラグを立てるところですね。

 

 

 

実際彼は、水を作る段階で酸素量の計算ミスにより爆風で吹っ飛ばされました(笑)

 

 

あとで、計算しなおして成功しましたけどね!

 

 

 

宇宙開発の豆知識

宇宙に行くには大きなエネルギーを生み出すロケット燃料が必要です。

 

 

このロケット燃料の開発秘話が本作で語られました。

 

 

 

ロケット燃料はカリフォルニア工科大の5人が開発中に学生寮を燃やしかけたらしく、

 

 

大学側は彼らを退学処分にはせず、むしろ別の土地を使って研究を続けさせて開発を成功させた。

 

 

 

この結果、現在の宇宙プログラムがある。

 

 

これ調べてみたら完全に実話でした。

 

 

 

『カリフォルニア工科大 ロケット燃料 火事』ってやると記事が出てきます。

 

 

ちょっとした豆知識ですね。

 

 

 

なお、このカリフォルニア工科大は世界最高峰の理系大学で、

 

 

ちょっと深く調べると天才たちが競い合うようにして学んでいたこともわかります。

 

 

 

笑いどころが非常に多い

これは、声を上げて笑ってしまったところですが、

 

 

ワトニーの生存がほぼ確実であることが分かったNASA。

 

 

 

しかし、NASAではすぐに、どうすることもできない。

 

 

「彼の苦しみが想像できるか?地球から8000万キロ離れた星で、見捨てられたと思ってる。

 

 

心理的にどんな影響が?今どんな思いでいる?」

 

 

 

映像は切り替わりワトニーのシーン。

 

 

 

彼はシャワーから上がり、バスローブを着て糞ダサいディスコミュージックを大音量でかけていました。

 

 

 

「僕はここで死んじまうぞ?こんな糞ダサいディスコミュージックをこれ以上聞いたら。ルイス船長。なんで今世紀の音楽を持ってこなかったかな」

 

 

 

命令するな。僕はこの星で一番の植物学者だぞ

NASAと交信できるようになってからというもの、ワトニーが育てた火星産じゃがいもについても指示をするように言ってきます。

 

 

ワトニーは元々植物学者で、今や火星で一番の植物学者。

 

 

 

そもそも現在ワトニーしかいないのに1番も2番もないですよね(笑)

 

 

タイトル オデッセイ
ジャンル SF、サバイバル
制作国 アメリカ
上映時間 141分
日本公開日 2015年10月2日

 

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