
荒廃した現実の中でVRの仮装世界を舞台にした宝さがし!SFアドベンチャー映画『レディ・プレイヤー1』
仮想世界『オアシス』で天才が作った隠しアイテムを手に入れろ!
意外とメッセージ性が強く、そしてパロディシーンにあふれた作品です♪
このぺージでは「レディ・プレイヤー1」のあらすじネタバレ・感想を紹介します!
Contents
映画『レディ・プレイヤー1』のあらすじネタバレ
荒廃した近未来。人々は『オアシス』というVRの仮想世界に入り浸っていた。
食べたり寝たりトイレに行ったりは無理だが、それ以外のことはこのオアシスでなんでもできる。
例えば、ピラミッドでスキーなどバッドマンとヒマラヤを登頂したりと
イマジネーションが広がる限り限界が無いという世界。
このオアシスを作ったのはハリデーという天才技術者。
行き詰ったこの世界に、希望に満ちたオアシスを提供した彼は世界中から愛され、
彼が何かを発表するたびに、世界中がワクワクしていた。
そしてそんな彼が死んだあと、彼から全世界へメッセージが流れた。
『隠しアイテム『イースターエッグ』を作った。これを一番初めに見つけたものに特別なパワーを与える』と。
それだけではなく、彼が残した全ての資産、会社の時価50万ドル分の株券はや
オアシスを運営する権利すらも。
その隠しアイテムに至るには3つの鍵が必要でこれを入手するにも3つの試練を乗り越えなければならない。
そうして辿り着いた真の勇者だけが隠しアイテムを見つけることができる。
『起』
現在、3つの鍵のうち1つ目のカギの場所はガンターが発見しており、その試練はレース。
当然参加者は桁違いに多く、各参加者同士で熾烈な妨害もある。
その上、レースにはえげつない障害が用意されており、さらに、鍵はただレースに勝てば手に入るという単純なものではない。
主人公のウェイドは、親友のエイチと一緒にレースゲームに挑むが、ゴール目前で
『クリア不可』と感覚的に悟り、ライバルの一人であり、有名プレイヤーのアルテミスを強引に助ける。
ウェイドは、ハリデーの言葉にクリアのヒントがあると考え、彼の記録を見るために記念館を訪れます。
ウェイドはその記録映像を1000度は見ていたのだが、彼の言葉がそのままゲームクリアのヒントになっていることに気づき、
ウェイドは次の挑戦で『第1の鍵』と『第2の鍵取得のヒント』を取得します。
これは歴史的瞬間とも言え、ウェイドは一躍オアシスで有名になります。
だが同時に、世界第二位の企業IOIから狙われ、『アイロック』というアバターから狙われることに。
そんなことも知らないウェイドは『第2の鍵』を取得するために、再び記念館を訪れるのだが、
そこにはアルテミスがおり、一緒に『第2の鍵』の謎を解くことに。
『承』
ウェイドは盗聴されているとも知らず、アルテミスと攻略について語り、
アルテミスに恋をしていると打ち明け、リアル情報まで打ち明けてしまいます。
アルテミスはこれを拒絶し、さらに諫めるのだが、時すでに遅し、
盗聴していたアイロックはニヤリと笑い、ウェイドのリアル情報を割ってしまう。
そして現実世界で、IOI代表ソレントはウェイドに接触し、勧誘をするが、ソレントの嘘を見破り、拒絶。
ソレントは、ウェイドのリアル情報を伝え、動揺しているところを強襲。結果ウェイドは身内を殺されてしまう。
これを察知したアルテミスはウェイドを保護。反IOI組織に勧誘する。
アルテミスは本名を打ち明け、ウェイドとの会話の中で第2の鍵のヒントをひらめく。
親友のエイチ達との共に試練を突破し、アルテミスが第2の鍵の最初の取得者になり、続いてウェイドも鍵を入手。
『転』
IOIはアルテミスのリアル情報を割り、アルテミスの反IOI組織を襲撃。
結果、アルテミスはウェイドを逃がすために、捕まり、さらに合法的に拘束されてしまう。
逃げ延びたウェイドの元に、エイチ(本名ヘレン)、ダイトー(本名トシロー)ショウ(本名ゾウ)が現れ、
アルテミス奪還作戦を開始。
さらにエイチは第3の鍵の場所が惑星デュームであると語る。
しかし、その情報は既にIOIも掴んでおり、IOIは魔法のアイテムを使い、惑星デュームに入れないように仕向ける。
ウェイド達はソレントのアカウントをハッキングして、リアルを装って急襲。
アルテミスの救出に成功するも、アルテミスはIOIの魔法アイテムを無効化するためにIOIに残る。
ウェイド達は第3の試練の場所はデュームという惑星に向かう。
ウェイドはオアシスのプレイヤーたちに呼びかけ、IOIの暴挙を暴露。
同じころアルテミスはIOIの魔法アイテムの無力化に成功し、
ウェイド達は、仲間と共に一斉にデュームに入る。
『結』
IOIは第3の鍵の鍵がテレビゲームのアドベンチャーにあることを見つけ、攻略を急ぐ。
ウェイド達とオアシス内で熾烈な戦闘を繰り広げ、IOIは切り札のカタクリストで自爆攻撃を敢行するが、
ついにIOIを出し抜いて第3の鍵を取得。
しかし、暴走したソレントがリアルでウェイド達を急襲。
ウェイドは3つの鍵をそろえて魔法の扉を開きハリデーのアバターと対面。
ウェイドはハリデーから全てを継承する書類を試練だと見抜き、見事最終試練を突破。
ソレントは捕まり、ウェイドは仲間たちと共にオアシスの運営者になった。
レディ・プレイヤー1の感想
一見の価値がある楽しい作品。
AKIRAで有名な金田のバイクやデロリアンのタイムマシン仕様、ティラノサウルスやキングコング登場など、本当に何でもアリで、見ていて楽しくなる。
こういうパロディが登場するので、様々な映画を見ておくと違った印象になります。
あとで調べたんですが、僕が分かったところは半分もなかったですね。
それくらい、パロディシーンが多いです。
また、某作品のように、アバターの死=現実の死みたいなものはないが、
アバターが消滅すると、所持品やゲーム内通貨もリセットするため、
最悪生き地獄になる。
さらに、オアシスの過酷さを挙げると、
例えば車のルーフが吹っ飛んで、損傷するとルーフ部分はゲーム内通貨に変換されてしまいます。
このように、一瞬一瞬で極限と言える集中力と反射神経を要求される上に、リスクリターンを瞬時に計算にしなければならない。
一つの判断ミス全てを失いかねない。まさにオールオアナッシング。
ゲームに参加できてる時点ですでに歴戦の猛者と言えます。
本作を見ると、死んだら終わりはむしろ楽な部類に見えます。
メカゴジラ対ガンダムなど、パロディーシーンが超魅力的
最初の試練のキングコングなどで度肝を抜かれましたが、最終決戦になると迫力満点。
なんと、敵のボス・ソレントがメカゴジラに搭乗し、さらに味方のダイトーはガンダム(ファーストガンダム)に変身して応戦します。
メカゴジラ対ガンダムというドリームマッチが実現。
サイズ的な問題のせいか、メカゴジラには勝てませんでしたが、一矢報いました。
ウェイドの仲間たちは大立ち回りし、
ターミネーター2のシュワちゃんが溶鉱炉に親指を立てながら落ちていくシーンを再現しながら退場と、
熱い展開が続きます。
ソレント相手に波動拳なんかも打つので本当に面白いです!
意外とメッセージ性が強く、奥深い
3つの鍵を入手するために3つの試練がありました。厳密にいうと最終試練を含めて4つの試練。
それぞれオアシス製作者であるハリデーの『後悔』がメッセージになっていました。
『夢』や『愛』や『親友』などがキーワードになっています。
ハリデーはそれらを諦める選択をしたことを後悔していました。
現代人にも通じるところがあると思います。
今一度、それらについて考えてみてはいかがでしょう?
タイトル | レディ・プレイヤー1 |
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ジャンル | SF、アドベンチャー、サスペンス |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 140分 |
日本公開日 | 2018年4月20日 |