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1984年のアメリカ映画「卒業白書」。
何かを成した人間というのはそれだけ大きく成長する。ということを描いた映画。
内容は過激なところがあるものの、多感な高校生の青春、ビジネスを融合しており、隠れた傑作と言えるのではないかという仕上がり。
トラブルは多いものの、大人になるための酸いも甘いも見事に表現している。
ちょっとお色気というかおっぱい丸出しのシーンが出てしまうので子どもには見せられないかもしれないが、
個人的には中学生高校生の子どもに見てほしいと思うかなー。
それでは、ここから『卒業白書』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
映画『卒業白書』 のあらすじネタバレ
企業家研究会に所属する高校生のジョエル。
将来のために準備はしているがそれほど秀でた能力もない彼はなんとも言えない閉塞感で煮詰まっていた。
そんな彼に、悪友で秀才のマイルズは『どうとでもなれと思え!』というアドバイスを送る。
マイルズは実に行動的で破天荒な生活を送っており、とりわけジョエルが羨ましがったのはセックスだ。
ある日そのマイルズがジョエルのためを思ってか、ジョエルをからかってなのか売春婦を呼んでしまう。
だが、現れたのはオカマ。さすがにこれは無い。
ジョエルは手数料を支払うことになるのだが、その売春婦は白人にウケのいいラナという女性を紹介する。
しっぽり楽しんだジョエルだが、いざ支払いとなったさい、お金が足りなかった。
仕方なく祖父母が残してくれたお金で支払おうとするのだが、ラナは家から300ドルもする置物を持って行ってしまう。
置物を返してもらうため、今度はマイルズも連れてラナに会いに行くのだが、ラナはヒモ男に追われており、街中をカーチェイスすることになってしまう。
ジョエルはラナの賢さに惹かれ始めるのだが、破天荒さも併せ持つ彼女とどう接していいのかわからなかった。
そしてマリファナを楽しんでる際、父の高級車を湖に落としたことをきっかけに、ジョエルはラナと付き合い、ビジネスを始める。
ラナはジョエルの裕福な交友関係と自身の売春婦ネットワークをクロッシングさせて、ジョエルの自宅を売春パーティーの場に仕上げたのだ。
莫大というと言い過ぎだが、かなりのお金を稼いだラナとジョエル。
だが、これだけでは終わらなかった。
ジョエルは現実はそう甘くないという苦難に直面するのだが、彼が人を動かし、8000ドルもの利益を成したことは素晴らしいことでもあった。
卒業白書の感想 現実、夢、リスクを描いた傑作映画
まずこの邦題タイトル『卒業白書』が素晴らしい。原題は『Risky Buisiness(危険なビジネス)』となっているのだが、
どちらのタイトルも企業家志望の主人公の目標と過程を描いた素晴らしいネーミングと言える。
シナリオは破天荒で、需要と供給を併せたビジネスをして大金を、また目標を達成するというものだ。
最初こそきっかけとなった悪友で秀才のマイルズには殺意すら沸いたのだが、
エンディングまで通してみると、このマイルズなど歯牙にかける価値もない小物に見えるほどに成長した主人公が爽快だった。
このマイルズについてはなんていうのか・・・今で言うと上手に生きてる意識高い系といった感じ。
余裕たっぷりで達観しており、同年代から見ればなるほど確かに魅力的で頼りたくなる。
諸兄の中にも、過去そういう人物はいたのではないだろうか?
しかし、一定の成功を収めたタイミングで振り返ると、マイルズなんていう人物はちょっと賢い年相応の凡人に見えるという不思議がある。
それこそが本作で伝えたかったテーマなのだと思う。
抜きんでた実力を持っている者が居たとしても、自分自身が成果を欲して行動を起こして成功を掴めばそれほど大きな差などない。
むしろ最初から差などなかったとさえ思う。
大事なのは踏み込むことなのだ。
作中で主人公は、踏み込んでラナと出会い、さらに踏み込んでラナとパートナーシップを築いて一晩で8000ドルを稼いだ。
しかし、小賢しいヒモ男に一杯食わされた結果、マイナス300ドルの赤字になる。
しかし、主人公が8000ドルを稼ぎ、需要と供給を組み合わせたビジネスをしたというのは得難い経験となり、この経験が買われて志望校にも合格したのだ。
マイナス300ドルなど、損失でもなんでもない。
現実的に彼のような行動を取れるかは難しいとは思うが、踏み込むことの大切さをいつまでも忘れないでいたい。
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タイトル | 卒業白書 |
---|---|
ジャンル | 人間ドラマ、成功 |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 139分 |
日本公開 | 1984年1月28日 |
監督 | ポール・ブリックマン |
脚本 | ポール・ブリックマン |