アメリカ映画_ターミナル

 

 

2004年のロマンスコメディ映画「ターミナル」。

 

 

『空港に閉じ込められて生活する映画』

 

 

として、記憶に残っている人も多いと思います。

 

 

 

あまり映画を見ていなかった2000年代の僕でもずっとそれだけは記憶に残っていた映画です。

 

 

 

 

『空港で生活する男』という事実をもとに作られた映画で、かなりの脚色がされているものの、名作映画としても評価の高い作品です。

 

 

 

ただ僕として3つほど突っ込みどころというか、どうしても納得がいかなかった点もあるので名作というよりも良作というイメージ。

 

 

 

それでは、ここから『ターミナル』のあらすじ・ネタバレ・見どころ感想を紹介していきます。

 

 

 

 

映画『ターミナル』 のあらすじネタバレ

 

亡き父の願いを叶えるためにクラコウジア(架空の国)からアメリカにやってきた主人公のビクター・ナボルスキー。

 

 

 

だが彼はアメリカの空港(ターミナル)に降り立つも入国できずにいた。

 

 

彼が飛行機で離陸した直後。クラコウジアでクーデターが発生してしまい、パスポートが無効になってしまったからだ。

 

 

 

帰国はできず、入国もできないビクターは自国の問題が解決するまでターミナルで生活をすることに。

 

 

 

孤独、言葉の壁、お金・・・。そしてビクターを排除しようとする者・・・。

 

 

 

ビクターは様々な問題を乗り越え、目的を果たす。

 

 

 

なぜ入国できないのか?

 

多分、最初に思いつくのがこの疑問。

 

 

 

入国できない理由を簡単に説明すると。

 

 

 

 

 

国交が存在しないことになったからです。

 

 

 

 

 

ビクターの祖国であるクラコウジアでクーデターが発生したことで国としての機能がマヒしました。

 

 

 

マヒしたことでクラコウジアは国家として認められなくなったため、パスポートはその効力を失い、ビザも差し押さえられてしまいます。

 

 

 

 

 

国家として存在しないことになったので、アメリカとクラコウジアの国交も存在しなくなります。

 

 

 

 

 

国交のない国の人間を受け入れるわけにはいきません。

 

 

 

したがい、ビクターはアメリカに来たものの、入国ができずにいました。

 

 

 

 

なぜ帰国できないのか?

 

入国ができない理由と同じで国交がなくなったからです。

 

 

 

 

国交がない国に対して飛行機を飛ばすことはあり得ません。

 

 

 

 

まして内乱状態にある国になど飛べません。

 

 

 

したがい、ビクターを強制送還することもできません。

 

 

 

 

入国もできず、出国もできない。

 

 

 

無国籍状態になったビクターですが、ターミナルに閉じ込められるという結果になりました。

 

 

 

 

 

ターミナルの見どころと感想

 

海外に来たものの、自国で問題が起きてパスポートが機能しなくなった話・・・。

 

 

 

 

「国家がなくなった・・・つまり、国交がなくなったってことは・・・確かに閉じ込められるよなー」

 

 

 

 

 

というのは素直に興味深く、出入国管理についての法の部分も出てきたのでリアリティを感じましたね。

 

 

 

 

特に見どころだったのは、エンリケとドロレスの恋を成就させたビクターの名演。

 

 

 

言葉の壁にぶつかりながらも一生懸命キューピッド役をこなすビクターは見ていてほっこりしました♪

 

 

 

 

ですが、面白かったのは起承転結でいう『起承』まででそこから先は少々疑問が残りました。

 

 

 

ここからその3つを紹介しますが、この作品自体を貶めるものではありませんのであしからず。

 

 

 

 

人間が小さすぎないか?なぜディクソンは最後まで敵役なの?

 

ビクターの前に立ちはだかる意地悪ともいえる空港の警備局主任(ポジション的にはNo.2)のディクソン。

 

 

 

麻薬の密輸犯を即座に見破る洞察力をもつなど、職務遂行能力は極めて高い。

 

 

 

ですが、ビクターの件を解決(自分の担当範囲外の案件に)するために密入国を促したり、ビクターと親しくなったグプタを脅したりと、マニュアルの陰ではある意味非道徳的ともいえる行為を繰り返していました。

 

 

 

 

そんなディクソンですが、変わるチャンスもありました。

 

 

 

 

物語中盤に出てきたミロドラゴビッチという男との対応です。

 

 

 

薬の制限(持ち込み)についての法律のせいでディクソンはミロドラゴビッチと対立しますが、その際、通訳としてビクターに助けを求めました。

(※これについてはぜひ映画で確認してください。心温まる素晴らしいポイントです)

 

 

 

 

ですが、ビクターは嘘をついてミロドラゴビッチを助けてしまい、これにディクソンは激怒。

 

 

 

昇進の決め手となる決定的なこの日に、ビクターやその国を恫喝しているさまを上司(警備局No.1でディクソンの上司)やほかの職員に見られてしまい、

 

 

 

昇進は延期。

 

 

 

そのあと、上司から窘められているはずなのに、最後までビクターに対して敵意をむき出しにしました。

 

 

 

 

ディクソンは別に悪人ではないですし、すべての行動は『業務を問題なく円滑にする』ことにあります。

 

 

 

 

つまり、いい意味で変わってもよかったはずなんですよね。

 

 

 

 

人を変える魅力を持つビクターというのがこの映画のポイントなのに、なぜディクソンは最後までこんなだったのか納得がいきませんでした。

 

 

 

 

 

アホ過ぎないか?なぜアメリアは、不倫相手とよりを戻したのか?

 

この映画のヒロインであもあるアメリア・ウォーレン。

 

 

 

ダメンズ好き、年齢サバ読み、男に対して妙な先入観をもつなど、すこし情緒不安定なところもありますが、

 

 

 

ビクターとの出会いで不倫相手と決別するなど、少しずつ変わっていきます。

 

 

 

ムフフな関係も近いと思わせるような距離感になるビクターとアメリア。

 

 

 

 

 

ですが、突如として彼女は不倫相手とよりを戻し、ビクターの祖国の問題解決の時は特別なビザを不倫相手の力を使って手配するという誰も望んでいない離れ業をやってしまう。

 

 

 

 

ビクターと一緒にポケベルをぶん投げるシーンは一体何だったのか。

 

 

 

 

ちょっと意味が分かりませんでした。

 

 

 

 

 

なぜ真面目で一生懸命なビクターは結局不法入国したのか?

 

これも本当に意味がわからなかった。

 

 

 

一番わからなかったといってもいい。

 

 

 

ビクターの魅力は、真面目で誠実で教養があるところです。

 

 

 

ディクソンの甘言にも、食いつきませんでしたし、正々堂々という言葉が似あう優しい男でした。

 

 

 

ですが、なぜあれほどやらなかった不法入国をやってしまったのか・・・。

 

 

 

 

 

確かにグプタに背中を押されていましたが、それにしてもなんだか釈然としないビクターの行動。

 

 

 

グプタが時間稼ぎをして、ディクソンVSビクター&空港職員たちというような構図になってビザに判を押すか押さないかというような展開ならまだ納得はできました。

 

 

 

これまで、ビクター質が育んできたものは一体何だったのか、よくわからなくなりました。

 

 

 

名作のように感じる映画ですが、個人的には過大評価と思わざるを得ず、

 

 

 

ビクターというキャラクター性及びトム・ハンクスの名演によって支えられている作品という印象でした。

 

 

 

 

タイトル ターミナル
ジャンル ロマンス・コメディ
制作国 アメリカ
上映時間 129分
日本公開日 2004年12月18日
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本/原作 サーシャ・カヴァシ
ジェフ・ナサンソン

 

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