
アーノルド・シュワルツェネッガー、クリスタナ・ローケン主演のSFのアクション映画「ターミネーター3」
審判の日は回避不可能の事象!
このぺージではターミネーター3のあらすじネタバレ・感想、登場人物を紹介します!
Contents
映画『ターミネーター3』のあらすじネタバレ
『起』TX型とT850型の降臨。抹殺と抹殺阻止
青い電流を放ちながらとある美しい女性が降り立ちました。裸のまま歩いて近くに止まっていた女性の車と服を強奪し、殺害対象を検索して情報を入手。殺しまわっていきます。
続いて、青い電流を放ちながら同じようにまた一人の男が現れます。屈強な肉体を持つ大男の彼はストリップバーに入ると、ストリッパーから服をはぎ取って入手。車を盗んで移動を開始します。
一方、未来の英雄と呼ばれているジョン・コナー。彼は未来に対する不安から住所不定の風来坊になっていました。
ある日バイクで鹿をよけようとして怪我をし、近くの動物病院まで薬を盗みに行きます。そしてさらにその動物病院に、ケイト・ブリュンスターという女性がやってきます。
動物病院に勤務する彼女は端末から『急患』の情報を受け取り、受け入れ準備にやってきたのです。
鉢合わせするジョンとケイト。ケイトはジョンの隙を突いて動物用の檻に閉じ込めます。
来客対応を済ませ、改めてジョンの顔を見ると、かつてのクラスメイトであることを思い出します。それと同時に、院内で銃を発砲している女性がいることに気づきます。
女性は院内に無造作に捨ててあった新しい血液の付着したガーゼを舐め、『ジョン・コナー』であることを確認。
最優先の抹殺対象を殺すべく、逃げたケイトを追って居場所を問いただします。しかしそこで、車が現れてその女性を吹っ飛ばします。
ケイトを助けた男・T850型はケイトからジョン・コナーの居場所を聞いたのち、ケイトを車に監禁。動物病院からジョン・コナーを回収すると、その女性。つまりTX型が現れます。
ジョン達が時間を稼ぐためにTX型に挑むものの、プラズマ砲の直撃であっさりと返り討ちに遭うT850型。TX型も突っ込まれた際のダメージから回復し、ジョン・コナー達を追います。
その直ぐ後、T850型も再起動から復帰し、TX型と壮絶なカーチェイスをします。
『承』シリーズ恒例のカーチェイス!スカイネットの暴走を防ぐためにブリュースター将軍の元へ!
T850型の機転でカーチェイスを征し、ジョンと合流したT850型は審判の日について、『先に延ばしただけ。審判の日は回避不可能』と語ります。
そして今回の敵がサイバネティックマシーンをターミネートするために生まれたターミネーターであることが語られます。
つまり、人類軍に味方するターミネーターを破壊するために作られた存在で、パワー、スピード、知能に至るまで、T850型よりも格上。倒す方法はありません。
状況は絶望的だが、まずやるべきは、罵詈雑言をのたまうケイトへの説明でした。説明役を買って出たジョンだが、ケイトはまるで理解しません。
そして、サラ・コナーの墓につくと、サラ・コナーの棺桶の中から大量の重火器があり、サラ・コナーは審判の日に備えていたことを知ります。
ですがやはり信じられないケイトは、警官隊が攻めてきた隙を突いて逃走。ジョンとT850型は警官隊とドンパチをしながら彼女を追いかけます。
ケイトは婚約者に成りすましたTX型を見てこの世界の異常を理解します。
TX型を退け、ようやく、ケイトはまじめにT850型とジョンの話に耳を傾けます。
未来の話はチンプンカンプンだったものの、TX型の抹殺リストに自分の父親が入っていることに動揺。
ジョンはスカイネットの開発がブリュースターが主導で行っていることも知り、ジョンは全ての辻褄があってきたと語ります。
そしてスカイネットの暴走を防ぐためにも、ケイトの父親・ブリュースター将軍を救うために行動を起こします。
残り3時間弱。ブリュースター将軍のいるCRSに向かうジョン達だが、ブリュースター将軍はシステムが『ウイルス攻撃』に対処していました。
ペンタゴンからの指令で『スカイネットを起動してウイルスを駆除せよ』という命令を受けていました。安全性の観点を進言するものの、結局押し切られ、スカイネット起動準備に入ってしまいます。
同じころ、TX型はCRSに潜入を果たし、無人ロボットをナノテクノロジートランスジェクトで支配下に置いていました。
そしてとうとうスカイネットが起動。しかし突如、電源が切れて再起動し自我に目覚めます。そしてTX型が現れ、暴動を起こします。
ジョン達は間に合わず、ブリュースター将軍はTX型に打たれ重傷を負います。
『転』TX型との死闘。スカイネットは起動し、審判の日が始まる
ブリュースター将軍から初期化のためのアクセスコードを聞き、そして『クリスタルピークに行け』と言い残してブリュースター将軍は絶命。
そしてTX型が現れ、T850型は戦闘を開始。しかし、スペック差で徐々に劣勢に追い込まれ、ナノテクノロジートランスジェクトで支配下に置かれてしまいます。
ジョン達に追いついたTX型。ジョンは機転を聞かせて強力な磁場を発生させて、TX型を一時的に無力化します。液体金属が溶け出し、金属の骨格が浮かび上がるTX型を残し、
飛行機に乗り込むジョン達。そのジョン達の前にTX型に支配されたT850型が現れます。
CPUは無事なものの身体がいうことを聞かないT850型は寸前のところで自らを再起動処理をして停止させます。
T850型を残してクリスタルピークに向かうジョンとケイトだが、
磁力トラップから抜け出したTX型がヘリで追いかけ、クリスタルピークに突っ込んできます。絶体絶命のピンチを救ったのは、再起動処理を完了させたT850型。
TX型が乗る飛行機に突っ込み、TX型を轢き潰して下半身破壊に成功。
しかし、上半身だけで動くTX型は執拗にジョンとケイトを狙います。T850型は自分に残ったもう一つの水素電池を取り出してTX型の口腔部にセット。
至近距離で自爆します。
『結』何もないクリスタルピーク。全ては生き残るために
生き残ったジョンはスカイネットを破壊するために、地下施設に向かいますが、そこには古いコンピューターがあるだけで、何もありませんでした。
ブリュースター将軍はただ二人を生かすために嘘をついていました。
そして核戦争が勃発し、人類は攻撃を受けていました。クリスタルピークに軍からの通信を受信し、
ジョンはそれに答え、応えます。
ターミネーター3の感想
蛇足と呼ばれるターミネーター3。前作および前々作が完璧な面白さだっただけに、T3の発表に不安感を覚えた方も多かったと思います。
シナリオ自体はこれまでのシリーズを踏襲しているため、シリーズを知っていればより楽しめるようになっていますが、やはり蛇足…。
というのも『未来は変えられる』というのがこのシリーズのテーマだったのに、それを放棄したからです。
これではターミネーター2でT800型が溶鉱炉に落ちた意味がありません。
あのシーンこそが『未来を変える』ための一手だったのに…。
そして最も納得がいかないのが、ターミネーター3のジョンの存在。上述のあのシーンでジョンはいったい何を学んだのか?
10年間ただひたすら逃げ回った挙句、ヘタレ化。正直、サバイバル、戦闘、知略に長けた逞しい青年くらいに描いてほしかったです。
さて、愚痴はここまでにして、
アクションはターミネーターらしくド派手で、これまでのシリーズ以上の迫力があり、見応えがありました。TX型の裏をかいた戦法も実に見事。
敵であるTX型の設定もロボットタイプに液体金属のハイブリッドという『まさに最強の敵』といった感じ。
T1000型と比べると不死身性はダウンしているものの、攻撃能力がずば抜けて高くなっており、
仮にTX型とT1000型が戦ったとしてもほぼ間違いなくTX型が完勝するはずです。
手順は2ステップです。
1.プラズマ砲をぶっ放す。
2.ナノテクノロジートランスジェクトで支配下に置く。
おそらく20秒くらいで終わるんじゃないかな…。
さて、今作ではそんなTX型を安全に撃破する方法を考えてみました。
防御性能はT1000型には劣るものの、攻撃性能はT1000型やT850型よりもはるかに上です。
作中で有効なのは磁力による攻撃。永代金属および金属骨格がぴったりとくっついていたので、非常に有効な攻撃だったようです。
話を戻しましょう。TX型は基本的にはロボットタイプなので、T800型に比べて火力や出力は上ですが、それほどの違いはありません。
厄介なのが、これまでのシリーズのように特定の誰かを狙うのではなく、複数の人間を狙っているというところです。
T850型から狙われてる人間リストは入手できるもののこちらから仕掛けなければ犠牲者は増える一方。
さらに、審判の日開始までの時間的猶予がなく、難易度はさらに上昇。圧倒的な準備不足の中、TX型に対処しなければなりません。
ただ、やたらと難易度の高さを紹介してしまいましたが、相対すればそれほど難しい相手ではありません。
作中ではT850型はTX型の腕を破壊して武装をランクダウンさせてますし、ヘリで轢き潰した際に、結果的に下半身を捩じり切る事にも成功しています。
つまり、犠牲者が出るのは止められないが、TX型を圧倒的な質量で擦り潰して破壊することは可能ということです。
ジョン・コナーがイカれた預言者として電波ジャックして生放送を開始。ノコノコやってきたTX型から逃げてカーチェイス。
逃げた先でT850型に大型ロードローラーを運転してもらい、轢き潰す。
割と簡単に仕留められると思います。T1000型のほうがよっぽどやりづらい相手ですね。
タイトル | ターミネーター3 |
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ジャンル | SF、アクション |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 109分 |
日本公開日 | 2003年7月12日 |