サイコハウス ネタバレ感想 | きわめて普通なサイコスリラー。良くもなく悪くもない！

2007年のアメリカ映画『サイコハウス』。

 

赤ん坊のためにベビーシッターを雇ったところ、あいついで不審な事故が起こる・・・というシナリオ。

 

雇ったベビーシッターはある目的のために近づいた偏愛のサイコパス。

彼女に狙われたカーター夫妻は友人たちにおこる不幸を前に少しずつ真実に気付いていく・・・。

 

 

ここからは「サイコハウス」のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。

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18年前。ある家庭で児童虐待の疑いがあった家を調査した際、一人の女が逮捕された。女の子が保護された。

そして女の子は成長し、ある理由でベビーシッターを目指す。

 

 

弁護士のカーターは事務所の移籍を切っ掛けに、妻のメーガンとともに忙しい日を過ごすようになった。

子どもたちの寂しさを紛らわすためにもカーター夫妻はベビーシッターを雇うことを決め、美人で聡明なアビーという若いベビーシッターに住み込みでの仕事を依頼する。

 

 

カーターとも、その子どもたちとも、ご近所さんともすぐに打ち解けるのだが、アビーは少しずつ不協和音を奏でるようになる。

少しずつ、夫婦の仲に亀裂が入るようにアプローチをしていくのだ。

しかし、それはある意味では彼女が有能で良くしてくれるからそれが際立って見えるという風にも感じる。

 

 

そんなアビーの魅力に惹かれて隣に住む15歳の少年トムが。そしてカーターの親友であるテイトがアプローチを掛けるのだが、

あることが切っ掛けとなってアビーは落ち込んでしまい、アプローチに来たテイトを衝動的に殺してしまう。

 

そしてもともとアビーを良く思っていなかったお隣トムの母親はアビーの経歴に不審な点を発見する。

アビーの危険性をメーガンに話そうとするも、革新的なことは伝えられず、彼女は殺されてしまう。

 

 

それこそ悲劇の始まりだった。

 

 

アビーの素性を探ろうとしたものは次々と悲惨な目に遭っていくのだ。

 

●作品のまとめ表

タイトル	サイコハウス
ジャンル	サイコスリラー
制作国	アメリカ
上映時間	88分
日本公開	2003年11月5日
監督	ラッセル・マルケイ
脚本	スティーヴン・ニヴェア
メインキャスト	ウィリアム・Ｒ・モーゼス ゲイル・オグレイディ マリアナ・クラヴェーノ ステイシー・ハイダック ジョン・リンドストローム ジョアンヌ・バロン アラン・ブルーメンフェルド

 

 

凶行に走るのが唐突過ぎて驚く。結構丁寧な感じに物語を紡いでいたと思うんですけどね。そこだけは驚きました。

 

しかし、無理があるというわけではなく、アビーの心の不安定さゆえの衝動というのが確かに伝わる。

その後の展開も上手で、ありえるかもしれないというリアリティがあり、

アビーがどうなるのか、カーター夫妻がどうなるのかを楽しむことが出来る。

 

ただし、サイコスリラー映画として見た場合は少々刺激が少なく、『ガチ』を求めている人にとっては物足りないかもしれない。

 

個人的にはもうちょっとサイコ映えする映像にしても良かったと思うが、

前述のとおり、アビー自身も心に傷を負っていることがわかるのでこのくらいがちょうどいいのかもしれない。

 

U-NEXTでの評価が低くて警戒したのだが、丁寧に作られていたので満足はしました。

 

なお、最後のカーターの奥さんであるメーガンの一言は余計だろう。

 

いきなりアメリカンなノリを出してきて逆に笑ってしまった。

 

 

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