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2010年のアメリカ映画「運命のボタン」。
『ボタンを押したら1億円が貰えるが誰かが死ぬ』というなんだかよく聞くような話を映画化したミステリーホラー。
無条件で1億円もらえるんなら何連打でもしますが、人が死ぬといわれたら躊躇はしますよね。
そして人が人の命を奪っていいという道理はありません。
だが、1億円と言えば人生を変える起爆剤になるような魅力的なお金。
主人公たちの倫理観を試すようなそんな作品なのですが、
壮大に広がった風呂敷のせいで何一つ面白くない・・・。
正直見なくてもいいレベルの映画。
それでは、ここから『運命のボタン』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
映画『運命のボタン』 のあらすじネタバレ
とある早朝。つつましく暮らすノーマ(キャメロン・ディアス)とアーサーのもとに一つの箱が届けられた。
その中にはメッセージカードが入っており、午後5時に伺うと丁寧に書いてあった。
ノーマは学校の教師をしているのだが、学校から学費の教員割引が打ち切られるという話が出る。
アーサーは宇宙飛行士志望だが生活はかつかつ。このままでは息子のウォルターが学校に通えなくなってしまう。
そんな折、メッセージカードを送ってきたアーリントン・スチュワートが訪ねてきた。
顔の半分を喪うほどの火傷のあるスチュワートは不気味でそのミステリアスな雰囲気は不安を増長させるものの、
落ち着いていて柔和な男だった。
彼は箱のボタンを押した際に100万ドルもらえるが見ず知らずの誰かが死ぬという。
ルールは3つあり、
- 『雇い主について口外しないこと』
- 『夫以外にこの件を話さないこと』
- 『期限は24時間』
24時間後はほかの誰かにチャンスが渡る。
二人はスチュワートについて怪しみ、箱の効力について懐疑的だが、100万ドルが貰えるというのは魅力的。
試しに箱の底を外して中身を見てみると、空っぽで送信機も受信機もついていなかった。
ノーマとアーサーはよく相談をしあうのだが、アーサーは倫理観を問う者の、ノーマは結局押してしまう。
その後スチュワートはノーマたちに約束の金を渡して立ち去る。
だが、あまりの現実に恐怖したアーサーは金を突き返そうとするのだが、
『すでにボタンは押された』としてスチュワートは帰ってしまう。
アーサーは恐怖し、彼について調べようとするのだが、ノーマ達の身に想像を絶する事件が起こるようになる。
運命のボタンの感想 『超存在』が人間で遊ぶのを見るだけの映画
スチュアートの謎を追うのはいいんだが、結局わからずじまい。
さっさとこの問題の本質である『選択』に入ればいいのに、
謎ばかり追いかけるし、そのたびにスチュアートたちが威圧的なことをやってきてイライラする。
そして、主人公サイドが結果的に『選択』をして終わるので、
「俺たちが人間に課す『選択』はまだまだこれからだ」
というような打ち切り漫画みたいな展開で終わる。
スチュアート主体で作られていたんならまだわかるんだけど、主人公サイドで作られてしまったから、ただただ不完全燃焼みたいな救われないストーリーを見ていくことになる。
あれだけの資産力、権力を持っているなら、主人公サイドを封殺できるだろうから主人公をいじめる意義を感じない。
とくに、執拗にいじめまくった主人公たちに第2の選択を課すところ。
あの極限状態で出した選択に一体どれだけの価値があるんだろうかと思う。
理想的な選択(答え)が明確に定まっているんなら、もっと凝った命題を掲げればいいのに、やってることがあまりにもショボい。
まるで、金持ちが悪趣味な道楽で選別ごっこをしているかのようだ。
まだ、スチュアートの視点でやってるのなら、シナリオ展開面では評価が変わったかもしれないが、
結局、偉大な存在が、人間で遊んでるようにしか見えない。
結果的に無駄なイベントを増やし過ぎてる印象があり、グダグダになっているようにしか見えない。
全人類に対して一気に選択を課すとかそういうやり方をすればまだ面白かったかもしれないのだが、この過程から結末までホント面白くない。
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タイトル | 運命のボタン |
---|---|
ジャンル | ミステリーホラー |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 115分 |
日本公開 | 2010年5月8日 |
監督 | リチャード・ケリー |
脚本 / 原作 | リチャード・ケリー / リチャード・マシスン |