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2007年のアメリカ映画「ミスト」。
この映画が話に出るだけで、顔をしかめる人が多いんだがその意味が分かった。
見るんなら覚悟した方がいい。かなり後味が悪く、救いも何もない。
思わず「あんたに責任はない・・・責任はないよ!」と叫びたくなる。
それでは、ここから『ミスト』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
映画『ミスト』 のあらすじネタバレ
ある町で猛烈な嵐のようなものが発生する。それは樹をなぎ倒すほどの力を持った嵐だった。
そして一夜明け、家の修繕に必要な物資を買うため、デヴィットと息子のビリー、隣に住む弁護士のブレントはともに市内のスーパーマーケットに向かう。
だが、店で品物を選んでるさなか、顔から血を流した男が店に駆け込み、その直後猛烈に濃い霧が辺りに満ちる。
男は霧の中に化け物がいると言う。
そしてあまりにも怪しすぎる霧から逃げるように、店はすべての扉を閉じて立てこもることに。
だが、店の裏側の入り口で事件が発生する。
触手がマイロンを襲ったのだ。
デヴィットたちは協力するもマイロンを助けることはできなかった。
店内は居座るか、脱出するかに分かれ、脱出したブレントたちは殺されてしまう。
そして店内では、熱狂的な信者のカーモディーがこの現象をハルマゲドンだと扇動していた。
その荒唐無稽な話を証明するかのような化け物が店を多い、多くの死傷者を出してしまう。
やがてカーモディ―の与太話を信じる一派が増え始め、
デヴィットたちは身の危険を感じ始める。
そして悲劇が起こる。
ミスト(映画)の感想 胸糞悪い映画の傑作
何だこの作品?って思うくらいに気味が悪い。
開始15分でホラー系映画でも相当上位に入るだろうことを確信できる。
霧の中にモンスターがいるのだが、モンスター以上に登場人物が異様な存在感を持っている。
別に何か特殊というわけじゃなく、全員がとにかく極限まで普通の人間を極めたようなリアリティを持っている。
弁護士だろうがアウトローだろうが変態信者だろうがとにかくャラが立ちまくっている。
最もその最たる例は熱狂的な信者のミセス・カーモディだ。
熱心すぎて町でも評判のイカれた信者のレッテルが張られた彼女だが、
カノジョがどんどん不安を煽り、信者を集め、教祖のような振る舞いをするようになる。
そしてこのミストが軍によるものだと判明した際のシーンが何とも胸糞が悪い。
彼女は『神が人間を罰している』というスタンスでいており、
軍の実験の結果だと判明した際は、軍関係者で唯一の生き残りを糾弾するようになる。
ちょっと考えればわかることだ。これは人災であって、決して罰などではないということに。
なのに、自分の都合のいいように解釈して避難民を扇動しまくり、秩序を徹底的に破壊する。
さらに、主人公陣営のまともな考えを持つ者すら非難対象とする。
ミセス・カーモディもそうだが、周りの人間ですら狂っている。
これら秩序がなくなる描写がこの作品最大の見どころなのだが、
めちゃくちゃ胸糞悪い。
しかもこれで終わらないのだから性質が悪い。
エンディングには救いも何もないのだ。
それがある意味本作を有名にした要素なのかもしれないが、とにかく見てて気分が悪くなり、
めちゃくちゃ良く出来ているのに二度と見たくないって思うくらいに醜い作品。
これを見る人は本当に覚悟した方がいい。
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タイトル | ミスト |
---|---|
ジャンル | ホラー、パニック |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 125分 |
日本公開 | 2008年5月10日 |
監督 | フランク・ダラボン |
脚本 | フランク・ダラボン |