
『リベリオン』という超アクション映画を世にはなったカート・ウィマー監督の作品『ウルトラヴァイオレット』
このぺージでは「ウルトラヴァイオレット」のあらすじネタバレ・感想を紹介します!
Contents
映画『ウルトラヴァイオレット』のあらすじネタバレ
『起』ファージと呼ばれる感染者の超人と人類との戦い
ヘモファージウイルスと呼ばれる未知のウイルスに感染した人間『ファージ』が隔離された世界。
ファージ達は人間たちから忌避され、隔離されているうちに団結し、レジスタンスとなり、この世界に抵抗を続けていました。
しかし、ある日のこと、ファージたちを一気に全滅させる兵器が開発されてしまう。
ファージたちは兵器が輸送されるところを狙って、襲撃を掛けるが、その悉くがダミーの運び屋。
しかし、ファージの一人『ヴァイオレット』が機密特使の身分を偽り、研究所から兵器を奪います。
兵器の入ったケースを見るとそこには人間の子どもが入っていた。
そしてファージの仲間と合流。仲間の一人であるナーヴァが
この子どもがファージに全滅をもたらすウイルスの促成因子をもっているのだと推測。子どもを殺そうとするも、ヴァイオレットがそれ止めます。
促成因子があるのなら、抑制因子もあるかもしれない。研究し、ファージの治療に防ぐことのほうがよほど理にかなっている。
だが、ナーヴァはそれを聞き入れませんでした。
仕事は終わったとばかりにヴァイオレットは部屋を後にすると、銃声が聞こえてきます。
ケースに入った子どもに対して銃を撃ったのだ。
だがそれはヴァイオレットが仕組んだホログラム映像で、本物の子どもは別の場所に隠れていました。
ファージの仲間とヴァイオレットは決別することになります。
逃げている最中、世界の支配者ともいえるダクサスが現れ、ヴァイオレットの安全と引き換えに子どもの引き渡しを要求。
そこで、ヴァイオレットはこの子どもがダクサスの実の息子であることを知ります。
『承』謎の少年シックスとの出会い
ダクサス曰く、息子は知能がない人間だというが、それは意図的に息子が隠していました。
ダクサスの子はシックスと名乗るも、事情…というよりも世界情勢が呑み込めていなかった。
そこでヴァイオレットはファージと人間の関係と、自分が何をしようとしているのかを聞かせます。
人間にもファージにも追われる少年・シックスはヴァイオレットに協力することにし、
二人は科学者のガースの元に行きます。
一方ダクサスはナーヴァ達にも追い込みをかけていました。ダクサスはナーヴァを残して他を皆殺しにシマスが、
ナーヴァに取引を持ち掛けます。
『転』シックスはファージを全滅させるものではなく、人類を全滅させるものだった!
科学者ガースによるシックスの血液検査によると、シックスの血液にはファージを直す抗体はありませんでした。
それどころか、毒性の強いたんぱく質が検出され、シックスはこのままであれば数時間で死ぬことさえ分かりました。
シックスを元の場所に替えそうと別れを告げるヴァイオレットですが、ヴァイオレットがシックスと別れた場所に戻ってみると、
子どもが撃たれていました。シックスがこれからたどる未来を知ったヴァイオレットはシックスの後を追いかけます。
しかし、ナーヴァが現れ、シックスを連れ去ってしまいます。
後を追いかけるとナーヴァが率いるファージの集団が待ち構えていました。
ナーヴァは語ります。シックスの持つ抗体はファージを全滅させるものではなく、
人間を全滅させるものだと。
ヴァイオレットはシックスを助けるためにナーヴァ達を皆殺しにし、ダクサスにシックスを助けるための解毒剤の提供を呼びかけますが、
ダクサスの悪辣さを見て激昂。
ダクサスの狙いはファージではなく、人間だったのです。
つじつまが合わないダクサスの狙い。
ですが、ダクサスの狙いはシンプルでした。
ファージは既に数が少なく、脅威ではない。いずれ死に絶える存在。
ならば人間相手に恐怖を与えて支配したほうが良い。そうでなければ人間はいがみ合っていた過去の過ちを繰り返してしまう。
『結』シックスは生きていることを確信。ヴァイオレットはシックスを取り戻すために殴り込み!
シックスは解毒剤を投与されることなく、ヴァイオレットと最期まで一緒にいることを決意し、死んでしまいます。
シックスの死後、ダクサスたちがやってきてシックスの遺体を回収、そしてシックスを喪い、生きる気力をなくしたヴァイオレットも撃ち殺されてしまいます。
しかし、科学者のガースが敵に紛れてヴァイオレットに手術をして助けることに成功。
ヴァイオレットはガースからシックスが旧時代の文字で書かれたメモが人類を救うカギだと聞かされます。
そしてヴァイオレットは確信をもって、シックスを助けに行くとガースに告げて研究所に単身で襲撃に行くのです!
数十名単位の兵士の襲撃を幾度となく撃退して行くヴァイオレット。
ついにダクサスの前までやってきます。「フェアに戦えばお前が勝つ」というダクサスは
暗闇を作り出します。普通のファージであれば暗闇でもよくきく目を持っていましたが、ヴァイオレットはファージなのに暗闇が見えないというハンディがありました。
ダクサスは、自分はファージであると正体を明かして最後の戦いを挑みますが、勝敗は機転を利かせたヴァイオレットの勝利で終わります。
ヴァイオレットはシックスを連れてビルの屋上に行くと、死んだはずのシックスが息を吹き返します。
シックスはヴァイオレットの涙でファージとして生まれ変わっていました。
ウルトラヴァイオレットの感想 超アクションをただただ愉しむ作品!
『ガン=カタ』らしさがかなりありますが、もはやなんでもアリで好みがわかれるところ。
どうやら重力を自在に操れるようで、天井走り、壁走りありと縦横無尽のアクションになっています。
武装にしても次元転送システムのような感じで、何もないところから武器を出したりします。
映画本編はフルCGかというほどテカテカしており、なんだか酔ってきそうで軽く頭がおかしくなりそう(笑)
正直、役者が演技をしているようにはあまり見えませんでした。
CGとかを気にしない人であればド派手な超アクションを楽しめるのだと思いますが、
僕としてはあまり好きではなかったです。
リベリオンのような泥臭さを併せ持った殺陣ではなく、整えた様な殺陣だったからです。
見どころとしては研究所への殴り込みシーン。
ヴァイオレットの体術、剣術、銃術などのド派手なアクションでは爽快感があり、
20分近く楽しむことができました。
爽快アクションが見たい方にはお勧めの作品です♪
タイトル | ウルトラヴァイオレット |
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ジャンル | アクション、SF |
制作国 | アメリカ |
上映時間 | 87分 |
日本公開日 | 2006年3月23日 |