ウインド・リバー_サムネ

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2017年のアメリカ映画「ウインド・リバー」。

 

 

ウインド・リバーという雪と静寂の町に追いやられたネイティブアメリカン(インディアン)のとある事件を中心に据えたスリラーミステリー。

 

 

インディアンを追いやったアメリカの暗部ともいえるべき事件を映画にしたもので、アメリカの歴史を知るうえでも見たほうがいい映画です。

 

 

本作の内容は実際に起こった事件と言うわけではありませんが、こういうことが起こり、そして闇に葬られていたのであろうことが伝わってきます。

 

 

かなりやるせない気持ちになるものの、様々な救いをもたらすエンディングが凄まじいほどに秀逸。

 

 

是非一度視聴してほしい。

 

 

 

それでは、ここから『ウインド・リバー』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。

映画『ウインド・リバー』 のあらすじネタバレ

 

アメリカ中西部・ワイオミング州ウインド・リバーはネイティブアメリカンの保留地だ。

 

 

このウインド・リバーで合衆国魚類野生生物局(FWS)のハンター、コリー・ランバートは周辺で家畜の牛がピューマに殺されたことを受け調査を開始する。

 

 

そこで発見したのはネイティブ・アメリカンの少女ナタリーの死体。

 

 

コリーは応援を頼み、派遣されたFBI捜査官は新人の女性捜査官のジェーンと現場検証を行う。

 

 

ナタリーには裂傷、レイプ痕の形跡があり、殺人の可能性が高かった。

 

 

しかし近くの民家まで数㎞も離れており、靴すら履いていない。

 

 

捜査協力を要請されたコリーは、死因は冷気を吸ったことで肺の肺胞が凍って出血し、窒息したことで、どこからか逃げている途中にここで力尽きたのだろうと推測。

 

 

そしてその死因他殺ではないことからFBIは出る幕がなくなってしまう。

 

 

それでも事件を解決したいジェーンはさらに捜査を進めるのだが、聞き込み調査の末今度はナタリーの恋人のマットが森の中で遺体となって見つかる。

 

 

 

 

コリー、ジェーンたちはマットの勤務先である掘削地の警備員たちに聞き込みをするのだが事件は想像を上回る事態が隠されており、

 

 

ネイティブアメリカンの置かれている悲惨な闇を垣間見るのだ。

 

 

 

 

なんでFBIが出張るの?

 

FBIの新米女性捜査官としてやってきたジェーン。

 

 

彼女はナタリーの死因について「殺人でなければFBIで捜査ができない」といいます。

 

 

というかそもそもFBIが出張ることに疑問を持った方がいるかと思います。

 

 

まずアメリカの警察機構について簡単におさらいしましょう。

 

 

アメリカは広大な国で50の州があり、事件の捜査はその地域を担当している保安官、警察署になり、規模が大きければ『州警察』になります。

 

 

また、今回の場合は事件被害者はインディアンの少女なのでインディアン事務局(Bureau of Indian Affairs:BIA)が対応することになります。

 

 

FBIは州の区切りを跨ぎ、アメリカ全土で捜査することが出来る警察組織です。

 

 

そしてFBIの捜査対象となる事件は『テロ』『麻薬犯罪』『スパイ』など、国家の安全を脅かすようなものに対してです。

 

 

海外ドラマなどでFBIがそこにいると「なんでFBIがいるの?」って聞くシーンがあると思いますが、そういう事ですよね。

 

 

つまり、局所的に起こっているこの事件についてFBIが介入する事件ではありません。

 

 

 

 

仮に動いて陣頭指揮を取ればその州あるいは地域の警察組織の面目が潰れます。

 

 

まぁしかし、FBIを要請したのはほかでもないこの現地の警察組織なのでこのあたりのメンツは織り込み済みなのでしょう。

 

 

この地域の警察官は素6人しかおらず、人員的にカバーしきれないからです。

 

 

作中だとノースアイランド州と同じくらいの活動範囲とありますが、日本規模で言うと滋賀県と同じくらいだと思ってください。

 

 

滋賀県に警察官が6人しかいないと考えるとわかりやすいと思います。

 

 

 

どうしてもFBI捜査官ジェーンが捜査しなければならなかった理由

 

上の項目で「死亡原因が他殺でなければ捜査できない」とFBIが捜査することに拘ったジェーン。

 

 

ジェーンは正義漢が強く、人を思いやることのできる心を持った人間です。

 

 

おそらくインディアン事務局(Bureau of Indian Affairs:BIA)ではまともに捜査しないことが分かっていたんだと思います。

 

 

史実として、ネイティブアメリカン女性の失踪者に関す統計調査はなく、失踪者の数も不明なままです。

 

 

つまり、ネイティブアメリカン失踪事件についてほとんど事件を調査していないという事になります。

 

 

インディアン事務局は期待したほど機能していなく、また解決できる能力をもっていないことがわかります。

 

 

こういうのをもっとアピールしてほしかったんですけどね・・・。

 

 

 

殺人が立証できない事件

 

興味深いことに、殺人路線で捜査を進めるべき案件なのですが、殺人路線で進めるには前提条件である殺人が立証されなければなりません。

 

作中のナタリーの場合、直接的な死因は氷点下の冷気を吸ったことで肺が凍って出血し、窒息したこと。

 

 

だから殺人事件として捜査を進めることが出来ません。

 

 

最後まで見て、確かに殺人事件として扱うことは難しかったと思います。

 

 

氷点下の寒空にナタリーを放り出したとかなら未必の故意による殺人という形になるかもしれませんが、ナタリー自身の意志だったので何とも言えません。

 

 

 

ウインド・リバーの感想 犯人を追い詰め、被害者少女の名誉を守った最高のエンディング

 

ネイティブアメリカンの少女ナタリーが理解しがたい位置で死亡した死の真相を捜査し、ナタリーの強さと誇りを知るという物語でした。

 

 

結末が爽快・・・といったら不謹慎になりますが、エンディングが本当に最高で心が歓喜に震えるような思いで見入ってしまいました。

 

 

犯人を逮捕してしまえば、ナタリーの尊厳は失われたままだったし、ナタリーの両親も苦しんだままだったろう。

 

 

しかし、犯人にナタリーと同じチャンスを与えたことで、ナタリーの行動がとても強く誇り高いものだったことが引き立ちます。

 

 

これは、ナタリーの強さの証明だけでなく、ナタリーの死に苦しむ両親すら救い、そして犯人にも罰が下る最高の終わり方だった思います。

 

 

 

 

ただし、エンディングは最高だったものの、本作の在り方がすごくもったいない。

 

 

 

本作は社会派の面を取り上げたミステリースリラーだ。

 

 

 

中盤くらいになって「あ、社会派映画かこれ」と気づかされるのだが、このシナリオだったら最初にきっちりとインディアンの置かれている状況を説明しておくべきだと思う。

 

 

下手したら社会派映画と気づかず、ただ「少女が殺されてその死の真相を追う」と言うだけの理解になってしまうかもしれません。

 

 

冒頭にしっかりと社会派映画ってアピールしてくれたらもっと評価は上がったと思う。

 

 

とはいえ、本作が傑作であることに変わりはない。

 

 

色んな人に見てほしい映画として僕のお勧め映画リストに加えたいと思います。

 

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タイトル ウインド・リバー
ジャンル 社会派、ミステリースリラー
制作国 アメリカ
上映時間 107分
日本公開 2018年7月27日
監督 テイラー・シェリダン
脚本 テイラー・シェリダン
メインキャスト コリー・ランバート -(演:ジェレミー・レナー)

ジェーン・バナー -(演:エリザベス・オルセン)

マット -(演:ジョン・バーンサル)

ベン -(演:グレアム・グリーン)

ナタリー -(演:ケルシー・アスビル)

マーティン -(演:ギル・バーミンガム)

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