
2017年の日本アニメ『異世界はスマートフォンとともに』。
神様の過ちで死んだ日本の高校生が異世界で無双したりハーレムを築いたりと色々大活躍するという物語。
転生特典はスマートフォンを所望し、
そのほかにも平均を遥かに超える基礎能力や魔法なら何でも使える素養をもらう。
この後は清々しいほどのテンプレ展開。
異世界先からいろんな人に好かれて有力者の人脈を築き、最高峰の力やら財産やらを手に入れていき、
王道のThe 異世界生活を謳歌していく。
僕は結構好きで50回以上は視聴していると思う。
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下校途中に死んでしまった望月冬夜。しかし、それは神様の手違いだった。神様は、生き返らせることはできるが、異世界で蘇ってもらうと言う。冬夜はスマホを閲覧のみだが使用できるようにしてもらい、異世界で歩み始める。スマホの地図を頼りに街を目指し…。
異世界はスマートフォンとともに あらすじより
優し気で良識のある青年が色々な人と出会い、嫁にすることになったり、権力者に好かれたり一目置かれたりしていくというシナリオで
スマホ太郎の愛称が出来るくらいになろう系を盛り上げてきた作品で読みやすいのが特徴。
難しいことがほとんどなく、何にも考えず、頭空っぽの思考停止状態でも楽しめるので個人的には強くお勧めしたい。
別の言い方をすると本気で見ようとは思わないほうがいい。
まず作画レベルが低く、OPを見たらもうぶん投げるくらいに動きがみょうちくりん。
戦闘シーンも違和感ありまくりで迫力がありません。
小説、漫画、の販促のために作られたアニメだと思う。
異世界はスマートフォンとともに つまらないのではなく、『コメディ』である
本作について、多分ツッコミどころはいくらでもある。
たいていストーリーのある作品というのは、主人公の成長だったりが描かれるものだが
本作はそういうものはない。
そのせいだけではないが、シナリオはもう軽すぎるくらいに軽快に進む。
3分くらい見なくても10秒くらい見ればすぐに分かるくらいには簡単なのでストレスフリー。
これを見てイライラするという事は相当真面目に見ているという事になる。
とりあえずアニメを見て思ったツッコミどころを紹介していこう。
主人公が強すぎる
強さは『ワンパンマン』と同じだと思ってもいいかもしれない。
とりあえず主人公の強さを列挙してみるが。
- 身体能力は化け物クラス
- 魔法は全部使える(相手の技も含む)
- 魔力は無尽蔵にある
- スマートフォンで理不尽な攻撃が出来る。
こんなのと相対したり喧嘩を吹っ掛けたりするのだが、
豆鉄砲で武装した人間がスイッチを押すだけで人を害せる人間に戦いを挑むようなもの。
もはや戦いにすらなっておらず、
一応ハーレムメンバーは戦闘も行うのだが、ほぼ戦闘行為を行う必要がない。
特にスマートフォンを使った攻撃がえげつない。
スマホに地図を表示させ、敵をマッピングして『シャイニングジャベリン』
理不尽極まりないのだが、
これはむしろまだ厚遇(敵として対処)されており、下手したら遠くから『麻痺』を付与されて戦う事すらできない。
決闘の場でも『スリップ』をプログラムし、延々と滑らせて終わらせようともする。
もはや人間兵器である。
色々なところが軽い
結構な方が指摘するのだが、チート能力の産物をばらまいているようなシーンがある。
その最たる例が『銃』。
銃は戦争の在り方を変えてしまうほどの影響を与えた武器なのだが、
兵器でパーティーメンバーに作り与えてしまっている。
しかも相手が一国の姫君。
もし大量生産された日には覇権国家が誕生するのも時間の問題だろう。
それにそもそもこの主人公には銃自体必要がない。
たいていの事は魔法とスマートフォンを組み合わせれば出来てしまうからだ。
作画が悪い
この項目を作るべきが迷ったのだが・・・一応書いておくが。
作画は結構悪い。特に戦闘パートは最低限すれすれ。
普通に座ってる絵ですら、足が妙に長かったりしていておかしく見えたりする。
まぁ、よくよく考えるとこれは異世界漫遊コメディになるので作画クオリティなど求めるものではありません。
でも、笑っちゃうんだよなぁこれ(笑)
ネタとしては楽しいんですけどね。
異世界はスマートフォンとともに 感想 手軽に楽しめる良作品
色々と考え無しのシナリオだったり、作画も悪かったりもするのだが、
ハーレム、無双、都合のいい展開を描いたコメディだと考えると何も問題がない。
むしろこの作風で権謀術数の難しい展開とか緻密な描写とか用意されたらストレスでしょうがないだろう。
このノリだからこそ楽しく鑑賞できるのだ。
何も考えずに見ることが出来るストレスフリー設計で、
僕としても本作を作業用動画と位置づけており、最低でも月1回。多かったら月3日くらいリピートで流し続けます。
本作については色んな批判はあるけど、どれも微笑ましく感じる。
これほど手軽に楽しめる作品はそうそうないとおもう。
作業用動画にするもよし
作画崩壊個所をチェックするもよし、
ご都合展開に突っこむもよし。
いい加減な戦闘描写に呆れるもよし。
色んな楽しみ方があります。
ちょっとしか読んでいませんがなろう系本編の方も気になったら読むことをお勧めします。
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