ディスクローザー ネタバレ感想 | 絶対に誰も結末を予想できない映画

2013年のオーストラリア映画『ディスクローザー 』。

 

とあるひき逃げ事件を切っ掛けに、その罪を犯した男、罪を隠す男、罪を暴く男の3人がドラマを織りなす。

文字にすると「なるほど」と思うのだが、想像だにしない結末へと進む。

 

割と最初の方から困惑し、そして中盤で困惑し、後半で驚愕する。

誰も本作の結末を予想で来た人間はいないだろう映画です。

 

 

ここからは「ディスクローザー 」のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。

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刑事のマルはこの日、同僚と飲み、車で帰路につくのだが、途中で道路脇に立っていた少年が、倒れるという現場に居合わせる。

 

自分がすれ違った際にぶつかったのかも知れないのだが、飲んでいたせいなのか、疲れていたせいなのかはわからないが、よく覚えていなかった。

マルは発見者として通報する。

 

偶然近くにいたマルの上司のカールは新しく赴任したジムと共にその現場に急行する。

ジムは話をマルから話を聞こうとするが、妙に混乱している様子が見て取れた。

カールはジムに別の仕事を振り、カール自身が事情を確認。

 

カールはマルを発見者として（弾いたかどうかもわからないが隠蔽しようとした）扱うのだが、ジムはマルに不信を抱く。

通常であれば車も押収して鑑識に回すからだ。

 

しかし、やられたのは簡易的はチェックのみ。

轢いてしまったのか。それとも違うのか。

 

マルもはっきりしない状況に次第に罪の意識が芽生えるようになり、ジムはマルの供述を聞いて、マルが子どもを引いたのだと確信するようになる。

 

 

 

●作品のまとめ表

タイトル	ディスクローザー
ジャンル	クライムスリラー
制作国	オーストラリア
上映時間	105分
日本公開	U-NEXTで視聴可能
監督	マシュー・サヴィル
脚本	ジョエル・エドガートン
メインキャスト	カール(演：トム・ウィルキンソン) マル(演：ジョエル・エドガートン) ジム(演：ジェイ・コートニー) ジュリー(演：メリッサ・ジョージ)

 

 

一つの罪が巻き起こした、罪という物に対する人間ドラマともいえる作品。

 

人間は正しく在るべきだとは思いますが、正しく在ろうとしてもなかなか上手くいかないものです。

故意だとしても、意図はなかったとしても、行動には必ず結果がつきもので、

皆が罪に対して葛藤を抱き、苦悩します。

 

本作はそんな罪を重ねる人間がどう生きるかを描いた作品です。

 

しかし、演出的には結構困惑することが多く、例えばジムは正義感を拗らせたせいか、被害者の心情に思いを馳せ過ぎたせいか、暴走をはじめておおよそ刑事らしくない行動を取るようになります。

 

そして、あるとんでもない事案が起こり、誰も予想できない結末へと向かっていきます。

正直かなり驚きましたが、罪を犯さぬ人間は絶対に居ません。

 

ジムにもまた背負うべき業という物があるという事でしょう。

そういう意味では本作はワクワクさせてくれたし考えるきっかけをくれた映画でした。

 

 

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