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2008年のブラジル日本カナダ合作映画「ブラインドネス」。
感染すると失明するという奇病が蔓延するパニックサスペンス。
人間は情報を仕入れるのに五感を使用しており、その中でも視覚は情報の90%近くに及んでおり、これがなくなると聴覚や嗅覚などに頼らなくてはならない・・・。
残った10%の感覚で生きなければならない人間たちの苦悩と、唯一目が見えるヒロインが織りなすドラマには考えさせられる点があります。
それでは、ここから『ブラインドネス』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
Contents
映画『ブラインドネス』 のあらすじネタバレ
運転中の日本人男性が突然失明してしまう。
その症状は変わっており、闇に閉ざされるというよりも光に溢れて見えないというものだ。
男は妻の帰りを待って眼科に行くのだが原因は不明・・・。
しかし男に関わったものから失明者は増えていく。
政府は、この『白の病』を感染力の強いウイルスだと暫定的に判断し感染者を隔離。
しかし、この中にたった一人だけ感染していない女性が居た。
最初の男が受診した眼科医の妻だ。
彼女は夫を心配するあまり自分も失明したと嘘をついて夫と共に収容所に入所したのだ。
彼女だけはいつまでたっても発症しない・・・。
彼女は増え続ける入所者を、見えてないふりをしながら世話を続けるのだが
物資が全く足りず、衛生状態は悪化。
さらに、誰もここを監視するものがいないため、第三病棟の入居者が支配者を気取りはじめ、秩序を失っていく。
政府は彼らを見捨てているのだ。
唯一目が見える彼女は反旗を翻して、第三病棟の連中を自滅に導くのだが、
しかし暴動が発生したにもかかわらず、監視塔にいる監視兵は何もせず、そして彼らの姿も消える。
生き残った者たちは彼女が導いて外に出ると、そこにはすべての人々の視力が失われていたのだ。
目が見えなくなった原因は?
作中で原因が語られることはありません。
エンディングを見ると、神の試練のようなそんな印象を受けます。
目が見えるようになった切っ掛けは?
これも作中で語られることはありません。
最初の感染者の男性が回復したということでおそらく順次回復していくのだろう。
なので病気とか現象というよりも、視力喪失と回復のスケジュールが設定されていた感じです。
ブラインドネスの感想 着眼点が良かったしエンディングはとてもじんわりさせてくれる物語。
視覚が失われ、パニックが起こり、サスペンスへと発展するという斬新な設定。
収監されて施設内で暴動が発生するのは想像できていたんですが、施設内でのイベントがさして面白くなくて中だるみする。
全くリアリティを感じず、首をかしげてしまうような都合のいい不自然さが目立った。
ヒロインが織りなす美しく、強い行動には感動を覚え、エンディングはすごく良かったのでもうちょっとドラマティックに仕上げてほしかったと思う。
さて、リアリティを感じなかった中だるみの部分について補足のネタバレになりますが・・・。
まず政府の対応について、基本的には隔離一択で発症者の数も把握せずに支援物資は適当。
ウイルス研究はしたが原因不明で諦めるのが早すぎる。
政府の対応があまりにも拙劣すぎて現実感がわかない。
諦めるっていうか、政府側でも研究者でも、自棄にならずに強く生きて工夫するような展開だったら良かったと思うんですよね。
次に隔離された発症者たちの治安が失われるところ。
食料を奪い、貴金属や女を要求していく様は中々下種だ。
しかし全く理解できない。
貴金属なんぞ1回2回で終わりでしかももらっても食料にできるわけじゃないから意味がない。
恐らく貴金属自体は別に目的じゃなく、奪うこと、差し出させることが目的だったのだろう。
だけど、その支配者側の指導者のカリスマ性が皆無だったから理解に苦しむ行動にしか見えなかった。
刹那主義に目覚めたのか何なのかわからないが、第三病棟の人たちの頭が悪すぎて付いていけなかった。
しかしエンディングはとても心地よく終わってくれた。
失ったものを取り戻し、二度と手放さないぞというあのシーンは思わずジーンとくる。
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タイトル | ブラインドネス |
---|---|
ジャンル | ウイルス、パニック、サスペンス |
制作国 | ブラジル、日本、カナダ |
上映時間 | 121分 |
日本公開 | 2008年11月22日 |
監督 | フェルナンド・メイレレス |
脚本 / 原作 | ドン・マッケラー / ジョゼ・サラマーゴ(白の闇) |