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2010年のアメリカ映画「ベストキッド(2010)」。
一世を風靡したベストキッドをリメイクしたもので、シナリオ自体は舞台を変えただけのベストキッド1。
期待作だったのだが、成長要素が薄くなってなんだかペラっとした仕上がり。
というかもう見なくていい。
ベストキッドを意識したシーンが随所に現れているものの、無理やり展開を同じにしてるので会話の流れに妙な違和感がある。
深みを与えているようなエピソードで構成されているがどれも印象は薄く、ベストキッドの従来のファンが見れば結構不快になると思う。
また、大会でのカンフーアクションのカメラワークが下手なのがものすごく気になる。
それでは、ここから『ベストキッド2010』のあらすじ・ネタバレ・感想を紹介していきます。
映画『ベストキッド 2010』 のあらすじネタバレ
アメリカから北京に引っ越したドレ。
故郷を離れて気分は最悪だったものの、北京についたその日に、友達ができ、さらにバイオリンを弾く少女メイと知り合う。
しかし、メイと仲良くするのを疎んだカンフー少年のチョンはドレを痛めつけ、学校でも執拗にイジメをするようになる。
ある日ドレはチョンたちに仕返しをした際、手ひどく痛めつけられる。
これを助けてくれたのはアパートの管理人のハンだった。
ハンは見事なカンフーでチョンたちを制圧。さらに翌日、ドレのためにチョンの師匠に話を付けに行くのだが、帰るに帰れない状況に陥ってしまう。
ハンはカンフーの大会で勝負をつけることを提案し、大会までの間イジメはしないという協定を結ぶ。
この日からハンによるカンフーの特訓が始まるのだがハンから指示されたのは意味不明な所作を繰り返すことだった。
ドレはハンに反感を抱くようになるのだが、雑用はすべて意味のあるトレーニングだった。
ベストキッド 2010の感想 見なくていいベストキッド
ちゃんとオリジナリティを感じさせる部分があるのだが、原作ベストキッド(以下原作と呼称)の後を変な追いかけ方をしたという印象を抱いた。
原作では師匠役と弟子役の二つの役割が完璧に演じられており、様々な教えを伝えて弟子の成長を促している。
本作もそれに習っているのだが、あるトラウマを抱えた師匠が弟子と共に成長するというシナリオになっている。
もちろん原作についてシリーズを通してみれば師匠のミヤギもトラウマを抱えているのが分かるのだが、
それに比較しても、本作は師匠役のメンタルがやや弱い。
師は弟子と共に成長するものだが、少々テーマがブレてしまってはいないだろうか?
新たなベストキッドと言えば聴こえはいいが、原作ファンの期待している作品とは言えない思う。
カンフーがいかに人生に役立っているかをもっと語るべきだったのではないだろうか。
原作の空手も素晴らしいが、カンフーも素晴らしい。そういう作りであるべきだったと思う。
というか、中国武術ってそういうイメージなんだけどな・・・。
中途半端にトレースし、中途半端にオリジナル展開を加えた結果、劣化してしまったように思った。
原作と切り離して考えることもできるが、ベストキッドの名を冠した以上、無粋で意味がないだろう。
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タイトル | ベストキッド 2010 |
---|---|
ジャンル | アクション、カンフー |
制作国 | アメリカ、中国合作 |
上映時間 | 139分 |
日本公開 | 2010年8月14日 |
監督 | ハラルド・ズワルト |
脚本 | ロバート・マーク・ケイメン |