フランス映画最強のふたり

フランソワ・クリュゼ、オマール・シー主演のヒューマンドラマ映画「最強のふたり」

介護士不適格な男の介護が、常識を打ち破る!障碍を一つの個性ととらえる最高の名作!

このぺージでは最強のふたりのあらすじネタバレ・感想を紹介します!

映画『最強のふたり』のあらすじネタバレ

『起』ただ失業保険が欲しいだけだったドリスが介護士として雇われる!

道路を高速で突っ切る車が一つ。当然スピード違反で警察はその車を停止させてくる。出てきたのは黒人のドリス(オマール)で、ドリスは『あと5分だ!死ぬぞ!彼は障碍者だ!』と大声で叫びます。助手席にはフィリップという男が息も絶え絶えといった様子でよだれを垂らして苦しんでいた。警察官は『緊急事態と判断』し、ドリスの車を先導して病院まで護送。

しかし警察が撤退するのと同時にドリスは車を走らせます。

 

話はドリスとフィリップの出会いにさかのぼる。パリに住む資産家のフィリップは首から下がマヒした障碍者で、新しい看護師を雇おうとしていました。しかし面接にきたドリスは雇われる気がなく、ただ、失業保険のための書類にサインを求めるだけでした。フィリップは他の者たちを雇うことはせず、何の資格も技能も熱意すらも持たないドリスに興味を抱き、雇い入れます。

 

ただ書類を受け取りに来たドリスだが、これを断る理由もない。三食保証で豪華な専用の部屋まであった。ドリスはフィリップの介護に四苦八苦しながらも、その破天荒で自由気ままに、それこそフィリップに対して何の遠慮も思慮もなく接します。

 

そしてそんな態度に、フィリップは心地よさを感じていきます。周囲の人間が苦言を呈しますが、フィリップが求めているのはドリスのもつ『情けのない素直さ』でした。

 

『承』友人?悪友?パートナー?かけがえのない親友になったドリスとフィリップ

良き友人、良き悪友、良きパートナーのように、関係を深めるドリスとフィリップ。やがて試用期間は終わり、本採用となります。

『信頼してもいいか?』と聞く、フィリップに、『もちろん』と答えると、『タマゴを返してもらえるか?』と言われます。

 

本採用になっても全く変わらないドリスの態度。むしろフィリップのプライベートに土足で割り込んで行きます。フィリップの半年続けているという文通相手のエレオノーラに電話を掛けようとフィリップの気持ちを無視して電話をかけ、『写真を贈ろう。絶対脈あるって!』と無理やり送ったり、雇用主であるフィリップの娘に『躾けが成ってないから厳しく躾けろ』と強くいったりと。フィリップはドリスの介護を超えた友情を愉しみ、使用人たちも徐々に、ドリスを受け入れるようになります。

 

ある日フィリップはエレオノーラと会う約束をするのだが、これをドタキャンしてしまう。ドリスは深くは聞かず、彼の気晴らしに付き合ってパラグライダーをしたりします。

しかし、帰宅したその時、ドリスの弟が怪我をして訪ねてきていました。

 

『転』ドリスとの別れと再会。フィリップが求めていたのは、ドリスとの友情だった

ドリスの家の事情を聞いて、フィリップは別れの決意を固めます。

フィリップはドリスの後任を決めたものの、あまりにもドリスとは違う、偽りの対応に辟易し始めます。

仕事で仕方なく接している偽物などフィリップには不要でした。

 

一方、ドリスはまじめに生活をしており、家族のために生きていました。

しかしある日、イボンヌからの連絡を受け、フィリップの元を訪ねます。

 

『結』フィリップのために。ドリスはエレオノーラとフィリップを会わせる!

物語は冒頭に戻ります。警察を欺き、病院を素通りした彼らは海を見ます。ドリスの相変わらずの、往年の友人のような振る舞いにすっかり元気を取り戻したフィリップ。

そして、ドリスは予約したレストランで、フィリップの文通相手、エレオノーラを呼び出します。

『絶対上手くいくよ。大丈夫だフィリップ』

最強のふたりの感想

ちなみに本作は実話をベースで描かれたドキュメンタリーです。ある程度の脚色はされているとは思いますが、僕は本気でこの作品をお勧めしたい。

 

なんだか不思議な温かさに包まれているような錯覚を受け、目が離せないといった具合。ドリスとフィリップが織りなす本気の友情。

障碍者に対してタブーとされているようなことをドリスがするのですが、ドリスはそもそも、フィリップが障碍者であることを一つの個性として受け取っています。

見下すようなこともせず、憐れむこともしない。ただ、『人間にはできることとできないことがあるだけ』というようなドリスの対応。

ドリスの考え方、態度は、礼を失しているものの、内に秘める善性は本物です。ドリスのような本音で接してくれるような友人が欲しい。

 

ドリスの放つ破天荒な介護っぷりはぜひ本編で見てほしいですね。

特に娘のエリザへの躾けは非常に面白い。『車いすで轢き殺すぞ』は名台詞でした。

 

ちなみにドリスが乗り回していたフィリップの車は『マゼラティ クワトロポルテ』という車で価格は1200から2000万円ほどする高級車。中古車だと型にもよりますが、150万もあれば乗れるようです。

 

タイトル 最強のふたり
ジャンル ヒューマンドラマ、ドキュメンタリー
制作国 フランス
上映時間 112分
日本公開日 2012年9月1日

 

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