
日本を代表するアニメ「ドラゴンボール」の映画第7作目になります。
ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空このぺージでは『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』のあらすじネタバレ・感想・見どころを紹介します!
7作品目は悪のスーパーナメック成人スラッグとその一派との戦いの物語です。
地球に目を付けたスラッグ。彼の目的は地球をクルーザー型の惑星に変えて宇宙を荒らしまわることでした。
Contents
映画『ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』のあらすじネタバレ
地球に隕石落下の危機が発生。しかしその隕石はなぜか地球を逸れて地球は落下を免れる。
実はその隕石はナメック星人スラッグが操っていたのだ。
スラッグは純粋な悪のナメック星人。
スラッグ一味はフリーザのように星々を襲う侵略者で、若さを求めて地球を侵略しにやってきたのだ。
悟空たちZ戦士は一丸となって超ナメック星人・スラッグ一味に挑む!
『起』
瀧の傍で瞑想をしていたピッコロ。悟飯はハイヤードラゴンが口笛で上手に踊る姿を見てほしくて芸を披露しますが、
ピッコロは苦しそうに顔をしかめます。
ピッコロは強い口調で悟飯を辞めさせるのだが、その直後、宇宙から小惑星が近づいていることを察知します。
小惑星が衝突すれば地球は滅亡してしまう。
悟空は小惑星に生命反応があることを考慮して小惑星を逸らすべくエネルギー派を打ち込みますが、
小惑星はびくともしなかった。しかし、小惑星はなぜか不自然な軌道を描いて地球を逸れ、その直後に爆発する。
しかし、地球には巨大な宇宙船が着船していた。
宇宙船の兵士たちは地球を『大宇宙の王スラッグの支配下になった』と語る。
一方その宇宙船の中では、地球を宇宙型クルーザーに改造するための作業をしていた。
地上では悟飯がスラッグの兵士たち相手に特攻を仕掛けていた。
その様子を見たスラッグは、
悟飯の帽子のドラゴンボールを見て、喜ぶ。
悟飯は兵士を次々に倒していくが、戦いの最中に帽子を落とし、それをスラッグが拾います。
『記憶の奥底にこれと同じものを見たことがある』と語るスラッグ。
そこへブルマがドラゴンボールの秘密をうっかり漏らしてしまい、
スラッグはドラゴンボールの秘密を知ります。
スラッグは部下に命じ、ドラゴンボールをそろえて『永遠の若さ』を手に入れてしまいます。
一方、小惑星が逸れる際の衝撃を直撃した悟空とクリリン。
二人がが目を覚ました時、地球は大寒波に見舞われていました。
『承』
悟飯は一人果敢にスラッグの兵士たちに立ち向かっていると、ピッコロが救援に現れる。
ピッコロはスラッグの直臣の部下・ドロダボを圧倒。
さらにピッコロはメダマッチャに苦戦を強いられていた悟飯を助けようとするも、アンギラに邪魔をされ、
悟飯を庇う形でエネルギー弾の直撃を受ける。
そこで、悟空、そしてクリリンが現れる。
悟空は敵を一睨みし、悟飯とピッコロの無事を確認する。
撤退を言い渡す悟空だが、アンギラたちは悟空へ襲い掛かる。
連携を持って悟空に挑むものの、悟空は策を弄するまでもなく、
圧倒的な力でもってアンギラ達を圧倒する。
戦いの様子を見ていたスラッグは悟空の正体をサイヤ人だと看破し、
『永遠の若さの力の実験台』として悟空に挑む。
悟空とスラッグの間には大きな力の差があり、
悟空は一方的にやられていく。
『転』
仲間たちは極寒と化した地球に凍えており、悟空はパワーを集めることを呼びかけると、覚醒を始める。
悟空から放たれる黄金の気。
悟空はスラッグを圧倒してダメージを負わせるのだが、
スラッグが負傷した腕を引きちぎって再生させた際に、スラッグの正体がナメック星人であることを知る。
この危機に際し、界王がテレパシーでスラッグについての生い立ちを教える。
あのフリーザですら敵わないかもしれない強敵。純粋な悪の塊で、
ピッコロ大魔王とは比べ物にならない突然変異型のスーパーナメック星人。
それがスラッグだった。
巨大化したスラッグから逃げ回る悟空は捕まるものの、
ピッコロが立ち上がり、悟空を助ける。
そしてピッコロは己の両耳を引きちぎり、悟飯に口笛を吹けと命じる。
口笛の音に苦しむスラッグの隙をついてピッコロは残ったパワーを悟空に渡す。
『結』
悟空はピッコロのパワーを上乗せした界王拳でもってスラッグに突撃し、その体を貫く。
それでもスラッグは悟空を殺すために迫るのだが、悟空は雲の上に出て太陽から元気玉を作りだし、
スラッグ目掛けて投擲。
スラッグは母船と共に消滅した。
ドラゴンボールの歴史で本作の時系列はいつ?
ナメック星でフリーザと戦い終わった後。もしくは最中。
ということで時系列どころか、
設定すら完全に崩壊しています。
フリーザ編のあとなのにスーパーサイヤ人にならない悟空。
フリーザ第2形態を圧倒するほどのピッコロが
アンギラやメダマッチャの攻撃に大ダメージを受ける。
仮に、ネイルと融合前だったらまだわかるので、ピッコロについてはワンチャンスあるのですが、
それでも、納得がいかない。
スラッグたちの戦闘力は?
これはもう戦闘力を出すことができません。
フリーザ編の前なのか後か、さらに、ギニュー戦の前か後かで
戦闘力の桁が変わってしまうからです。
個人的にはスーパーサイヤ人になっていないこと、
ピッコロがボコボコにされているので、ピッコロはネイル融合前だとだと思っています。
なお、可能な限りカードダスやドラゴンボール大全の情報は使わないこととします。
特にドラゴンボール大全はインフレの元になったため。
悟空はギニュー戦の前ということ、
そしてギニュー戦時に言った「瞬間的に出せる力はまだまだこんなもんじゃねぇ」の言葉から、
戦闘力40万~50万の間と思われる。
(今作では界王拳を使っている描写は最後くらいしかないのだが、
視聴者に見えないほどの速度で界王拳を使っていると考える)
ですが、予想できるのはここまで。
ここから先は全く予想できません。
なぜなら今作の超サイヤ人の倍率がわからないからです。
なので以下の事実から戦闘力を導き出してみたいと思います。
本家超サイヤ人の倍率は50倍。
悟空の素の戦闘力は2万3千。(ギニューがチェンジした際に出した最大戦闘力)
本家には及ばないと考えるとおよそ40倍で戦闘力は80万程と思われる。
この時点で圧倒しスラッグは驚愕していたため、スラッグの戦闘力も80万程と考えられる。
なお。スラッグの部下たちはピッコロが圧倒的な力でねじ伏せることができたため、
おそらく4万前後と推察できます。
(この時点で悟飯の戦闘力は最長老の潜在能力開放で1万程度)
ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空 感想
今作の映画は正直ベースで一番見ない作品ですね。
敵がナメック星人ということであんまり魅力的には感じません。
さらに、本作が配信された当時、アニメでは絶賛ナメック星偏が放送されていました。
スーパーサイヤ人は登場する前の封切りのため、本家本物のスーパーサイヤ人は本作では出ません。
超サイヤ人ということで劇場の製作スタッフが独自の解釈で超サイヤ人というものを作ったようです。
その努力はもちろん認めるのですが、
本家を知っていると「違う・・・そうじゃない・・・」という感じの印象しか出てこないのです。
これが一番の見ない理由ですね。
おまけに肝心の『超サイヤ人』とやらは
悟空が白目剥いており、ただの狂戦士のようにしか見えません。
ちなみに、今作でピッコロのマントの内部構造がわかります。
どうやらあのマントには石のようなものが入っており、それがどうやら重さを出しているようでした。
矛盾ポイントの考察
さて恒例となった矛盾ポイントですが・・・。
目だったのは魔族の設定です。
魔族の設定
懐かし魔族という設定。
今作、スラッグについては魔族かどうかは名言されておりませんでしたが、
スラッグの直臣の部下および、兵士たちは魔族であることが告白していました。
さらに『魔族は太陽の下では1時間も生きていられない』とも。
原作では魔族という存在はピッコロになり、ピッコロ大魔王の時はその配下のタンバリンやドラム、シンバルが魔族です。
彼らは別に太陽の下でも普通に活動できていました。
まぁそもそも魔族ってなに?っていう感じなんですが・・・。
原作でも魔族について語られるのは無印のドラゴンボールくらいしかありません。
魔神城のねむり姫で出てくるのも確か魔族だったような気がします。
(彼らの目的はねむり姫(太陽を壊す宝石)で太陽を壊すことが目的でしたので。)
恐らく、この時の設定を採用したのだと思います。
ドラゴンボールがもう使える状態になっている。
今作の時系列的にはナメック星でのフリーザ編になるのですが、
ドラゴンボールは孫悟空を生き返らせるのに使ってしまい現在は石の状態であるはずです。
タイトル | ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空 |
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ジャンル | アニメ、バトル |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 52分 |
日本公開日 | 1991年3月9日 |
監督 | 橋本光夫 |
脚本 | 小山高生 |