日本アニメ映画劇場版 機動戦士ガンダム00

F91以来実に19年ぶりに作られた劇場版ガンダムの新作映画「機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-

OOで語られなかったイオリア計画の最終段階外宇宙生物との来るべき対話の話です♪

 

このぺージではOOガンダム劇場版のあらすじネタバレ・感想を紹介します!

映画『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』のあらすじネタバレ

リボンズ=アルマークの悪意に満ちた人類統制を阻止して2年が経ったとき、イノベイターに変革した人間が現れ始める。

ある日、130年前に廃棄された木星探査船が現れ、これを撃墜したもの、一部が地球に降り注いだのをきっかけに無人車両が暴走を起こしたり、死んだはずのリボンズ=アルマークが世界各地で目撃される。

 

このリボンズ=アルマークの正体は外宇宙からやってきた金属生命体『ELS』であり、かつて木星探査船に乗っていたクルーの一人の姿だった。『ELS』は脳量子波を出す人間を襲い始めた。

宇宙からは地球に向かって『ELS』の母船(集合体)が迫ってきており、世界政府とソレスタルビーイングは共闘し、『ELS』の侵略を阻止しつつ、『ELS』との対話を図る。

 

刹那・F・セイエイは仲間たちのサポートを受け、『ELS』の母船に辿り着き、ダブルオークアンタのトランザムバーストで

『ELS』との対話を開始すると、戦争はピタリと止まり、『ELS』の母船は姿形を変え、大輪の花となった。

 

そして数十年の月日が流れ、すっかり年老いたマリナ=イスマイールの元に刹那が現れる。

『ELS』との対話を果たすために刹那は『ELS』と融合し、より深い次元で『人類』と『ELS』、お互いの主張を理解し合った。

 

来るべき対話を終えた刹那はマリナに「君が、正しかった」と伝えると、マリナは「あなたも間違ってなかったのよ」と刹那に返し、物語は幕を降ろす。

 

『起』2年後の世界。木星探査船の破片から異常事件が起こり始める

ダブルオーセカンドシーズンのイノベイター・リボンズ=アルマークとの戦いから2年。表舞台から姿を消していたソレスタルビーイングは新政府が維持している平和を秘密裏に支えるべく、静かに活動を続けていました。

 

ある日、130年前に廃棄された木製探査船が地球圏に落下するコースをたどっていました。これに対処したのが連邦軍に突如出現したイノベイターであるデカルト=シャーマン大尉。彼はイノベイター専用機を駆り、圧倒的な戦闘力でこれを撃滅。

 

破片は大気圏ですべて燃え尽きるはずだったのだが、なぜか一部は地球に落下してしまいました。そして、この日から、地球上で無人の乗り物が突如暴走したり、人間と金属が一体化するような怪事件が発生しだしたのだ。

 

巡礼の旅に出ていたアレルヤとマリーはそれらの異常な怪事件に遭遇。

そして、その事件の裏で、リボンズ=アルマークにそっくりな男が現れ始めます。

 

『承』ELSの襲来は予期されていた『対話の時』

リボンズ=アルマークにそっくりな男はリボンズ本人ではなく、130年前に木星探査船のクルーだったイノベイドで、金属生命体に取り込まれたと思われる。

 

一連の事件に対して現政府は情報統制を敷き、秘密裏に操作。同時にソレスタルビーイングもこの事件を捜査し、脳量子波を出す人間に被害が集中していると推測します。

 

そして、宇宙から再び破壊されたはずの木星探査船が現れる。これをソレスタルビーイングは迎撃行動に移るが、

金属生命体『ELS』は刹那の脳量子波に惹きつけられて干渉を始め、翻弄されてしまう。この時ティエリア=アーデが現れ、刹那達を救い出す。ティエリアはヴェーダを駆使しても『ELS』の目的を図れないと語るが、刹那がELSに攻撃をしなかったことから『ELS』には何らかの意思があると考える。

 

つまり、イオリアが主張していた来るべき対話の時がやってきたのだ。

刹那の直感で『必要になる』と思って作ろうとしてた『ダブルオークアンタ』の完成が急ピッチで勧められます。

 

そして、木星からとてつもない量のELSの大群がやってきます。

地球圏到達まで95日。たった3か月しかなかった。

 

政府はELSには意思があると考え、ELSの大群に向けてデカルト=シャーマン大尉を含めた先遣隊を出発させる。

ソレスタルビーイングはトランザムで現場に急行するのだが、先遣隊はELSに全滅させられてしまう。

 

刹那はトランザムとライザーシステムを起動し、対話を試みるが、圧倒的なその情報量に飲み込まれ、昏睡状態に陥ってしまいます。

 

さらに月とほぼ同じ大きさのELSの大群も現れ、地球はこれまでにないピンチを迎えます。

 

『転』戦力差10000対1の状況の中、ELSとの対話

『GNドライブ』、『ヴェーダ』、『イノベイター』。イオリアが求めたこの3つを持ってソレスタルビーイングはラストミッションを開始します。

 

一方地球連邦軍はカティ・マネキンを司令官として宇宙に防衛ラインを敷き、ELSを迎撃する。

戦力差はおよそ10000対1。さらにELSの驚異的な学習速度は主力兵器が無効化、さらに融合することでモビルスーツの武装までコピー、巡洋艦までコピーという

 

ソレスタルビーイングも合流。共闘戦線を開始します。

短時間で連邦軍の損耗率は30%に達し、グラハム率いるフラッグ隊『ソル・ブレイブス』のエースたちも次々と落とされて行きます。

 

そして刹那が目覚め、ラストミッションに合流します。

グラハムや他のガンダムマイスターの決死の援助を受け、刹那はELSの中枢に潜入。

クアンタムバーストで人類の存亡をかけたELSとの対話を始めます。

ティエリアとヴェーダでELSの情報を処理し、刹那はとうとうELSを理解し始めます。

 

ELSの母星は死を迎えようとしており、生き延びる道を探して地球にやってきた。

繋がることで相互理解をしようとして滅びを免れようとしていたのだ。

刹那は彼らの母星にいき対話を試みる。

 

するとELSは侵攻を辞め、一か所に集中する。

そこには大輪の花があった。

 

『結』対話の終わり。人類の変革。

ELSとの対話開始から50年。人類は外宇宙航行艦を作り出し、旅立とうとしていました。

今や人類は4割がイノベイターとなり、そして一部はELSとの融合を果たしていました。

 

ある日、年老いたマリナ=イスマイールの元に刹那がやってきます。

刹那は「君が正しかったと」語り、マリナは「あなたも間違っていなかった」と返します。

 

そして、『私たちは解り合うことができた』といい物語は終幕します。

 

劇場版 機動戦士ガンダム00の感想

まずは情報発信になります。

2019年2月2日現在、U-NEXTにてガンダムダブルオーのテレビシリーズが無料で視聴できるようになっています。期限は『2021年1月28日 23:59まで』となっており、時間に余裕がある方はぜひ見てください。(今まで有料でした)

 

圧倒的武力で『全世界の紛争に介入して紛争根絶』というもので、非常に見応えがある面白い作品です。

 

笑矢は地上波放送時に飛び飛びで見ておりましたが、この2日で映画含めて全話視聴しました。ガンダムシリーズの話としては一番好きなシナリオです。

 

なぜかって?ロマンがあるからですよ。武力を根絶するために武力を行使する。グラハムがこの矛盾を語っていますが、その矛盾が実に人間らしいからです。祈ること、謝ること、立ち止まることも許されないソレスタルビーイングの覚悟が光る作品です。

 

ちなみにガンダムの長編シリーズで次に好きなのはZガンダム、次にファーストですね。ウイングなんかは結構好きでしたが、なんだかウイングあたりから人間ドラマを意識しすぎてちょっと胃が持たれるような感覚が出始めます。

 

なお、一番嫌い、というか、見るのが苦痛だと感じるのがVガンダム。人が死にまくるわ、敵キャラが本当に嫌な奴だわで正直二度と見たくないです。

 

劇場版 機動戦士ガンダム00の見どころ!見るべきシーンを紹介!

テレビシリーズではここぞ!という時にしかハレルヤが出てきませんでしたが、本作では結構登場します。

シリーズを通しての私見ですが、おそらく覚醒した刹那よりも戦闘力は高いように思えます。機体が同等性能であれば負けないんじゃないかな…。

各ガンダムマイスターはものすごい戦い方、見せ場が登場し、甲乙つけがたい活躍を披露してくれます。

 

さて、見どころはいくつもありますので、順次思いついたものから紹介していきます♪

 

グラさんこと、グラハムエイカーのフラッグ隊『ソル・ブレイブス』の連携機動。

ソレスタルビーイングの窮地にグラハムがフラッグ隊『ソル・ブレイブス』を率いて駆けつけるというかつてないほどの見せ場。

(正確にはソレスタルビーイングの救援ではなく、デカルト=シャーマンたちの救援だった)

グラハムは、フラッグ隊の連携は何よりも優秀で、自身もフラッグファイターであることを誇りに思っていました。

 

実際本作でのこの救援活動はガンダムチームの連携よりも遥かに統制が取れており、凄まじく強かったです。

グラハム含む6機のフラッグはELSの大群に追いかけられますが、弧を描きながら味方を追いかけているELSを殲滅し合うという

一機乱れぬ素晴らしい連携でガンダムを救い出します。

 

『Aを追いかけているELSをBが殲滅し、Bを追いかけているELSをCが殲滅』という機動です。

 

強力な信頼関係と練度がなければ絶対にできない連携です。

グラハムも、全力移動中に逆噴射して機動を急変更しての後続のELSを翻弄し、ビーム砲で叩き落として殲滅するという神業を披露。これらは本作でも屈指の名機動だと思います。

 

彼らが居なければガンダムチームは全滅していたでしょう

 

死亡フラグクラッシャーことパトリック=コーラサワー

作中で確か7回ほどソレスタルビーイングと戦闘し、7回生還してことで『不死身のコーラサワー』の異名をとった男。

シリーズでも「お…?お?」というような活躍をしそうなときに、機体破損するというお約束な感じで、お茶の間の人気者となった彼。

シリーズでは求愛行動がついに実って最終話で結婚。『幸せのコーラサワー』となっていましたが、映画編でELSに融合されかかり「幸せ過ぎて不死身じゃなくなっちゃったみたいです」と、妻であるカティ=マネキンにいつもの調子で最後の通信を行い、自爆を敢行しようとしましたが、その自爆も取りついたELSが流れ弾で爆発し、彼はコックピットから投げ出されます(笑)

 

最後まで彼は不死身でした(笑)

 

 

相互理解の始まりの時、エンディング曲『クオリア』が流れ、全ての伏線が回収される。

UVERの名曲『クオリア』。まずこのクオリアとは脳科学用語です。その意味は『感覚質』といいます。

『赤い夕陽を見た』時に、人間は『赤い』と認識します。そしてそこから心が何かを感じ取る様な動きをしますよね?

 

その動きがクオリアです。

そしてこのクオリアは自分だけの感覚であり、他人と共有することができません。

なぜなら、人と人は解り合えないからです。(後で補足します)

 

解り合えないというか、その人が何を考えているのか知る術がないからです。

これは脳に電極を指していじくりまわそうが絶対にわからず、その為、同じ感覚を共有したという証明ができないのです。

 

しかし、作中ではダブルオーのトランザムによって『意識を共有する場』が形成されたとき、

人と人が何を思い何を感じているのかが描かれます。

この結果沙慈やルイス、アンドレイとピーリス、スメラギとビリーなどが解り合い、互いの思いを共有し確認することができました。

 

ここで『クオリア』の歌詞をよく聞くと、その意味が解ってきます。

『始めからそうだった』と歌われる通り、人と人は解り合えていたのです。

 

ガンダムダブルオーはクオリアの存在を証明するというストーリーになります。

 

ちなみにこれは蛇足でメタに近い情報ですが、

 

僕は占いを趣味でやっているのですが、

『0(ゼロ)という形は個人を指し、そして世界を指す数字』であります。

 

これが二つ並ぶ『OO』という見た目は、人間が2人並び立っているとも取れます。

『ダブルオー』素晴らしいタイトルセンスだとは思いませんか?

 

 

蛇足。グラハム=エイカーさんは生きていました。

今回初めてグラハムについて調べていたんですが、彼、生きていたんですね(笑)

公式で、生存が発表されていました。

 

未来への水先案内人を引き受けた彼は『これは死ではない、人類の…』といって自爆し、どう考えても彼の生存は絶望的だったんですが、実はこの際、刹那に『地球を頼む』と言われ、ELSと融合してメタルグラハムとなっていたようです。

(おそらく半融合)

 

それだけではなく、『ガンダムマイスター』にもなっており、エクシアのリペアで彼は人々のために戦っていたようです。

 

放送が終了したあとのインタビューで監督がグラハムについて「あれで死んでなかったら気持ち悪いでしょ?」と語っていたのですが、実は死んでいなかったのでグラハムは作中でもさんざん言われていた通り「気持ち悪いから生きのびた」とファンの間では納得されているようです(笑)

 

 

タイトル 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
ジャンル SF、人間ドラマ
制作国 日本アニメ
上映時間 120分
日本公開日 2010年9月18日

 

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