
2017年の日本アニメ映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」。
2014年にアニメ化されたノゲノラの前日譚となる6000年前の世界で、
なぜすべてがゲームで決まる世界になったのかが語られる悲惨で切ない物語。
原作とは違った命がけの駆け引きやシュヴィの愛情と未来への希望溢れる戦闘描写は必見。
ジブリールはもっと反省しろ('Д')
それでは、ここから『ノゲノラ ゼロ(アニメ映画)』のあらすじ・ネタバレ・見どころ感想を紹介していきます。
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Contents
映画『ノゲノラ ゼロ』 のあらすじネタバレ
何者かとチェスでゲームをする獣人種のイズナ。
おやつを巻き上げられて息巻くイズナに、その何者かは『誰にも語られることのない神話』を聞かせる。
それは6000年前の物語だった。
16種族は神の座を懸けた壮絶な滅ぼし合いをしており、その中で何の力も持たない人類種は細々と暮らしていた。
しかし、ただ一人。リクだけは足掻いて足搔いて足搔き続けていた。
情報を得るために仲間に死ねと命じ続けていたある日、リクは森精種(エルフ)の廃都で少女型の機凱種(エクスマキナ)に遭遇する。
死を覚悟するリクだが、その機凱種は群体(クラスタ)から欠陥だと見捨てられた単独個体だった。
この個体は群体に戻るために人間の心を解析しており、リクに興味を示し、ともに行動をするようになる。
そして大戦がはじまった理由と終結する条件を聞き、リクは誰も死なない作戦を立てる。
リクは選抜した数十名を加えて、各種族に対し、情報を流し続ける。
だが、リクの立てた作戦はシュヴィが破壊されたことで破綻してしまう。
失意のリクの前に現れたのは、シュヴィの想いを受け継いだ機凱種のアインツィヒだった。
アインツィヒはリクのプランの修正を提案する・・・。
シュヴィが人間に興味を持った理由
神々とその兵器たちがさんざん滅ぼし合って人間が生きられる空気すら乏しいこの世界。
現状の荒廃しきったこの世界で生き残る術を持たない人間が生き残っている状況があり得ないから。
※他種族が埃を払う程度の力で人間は死にます。
その答えが人間の心にあると考えたシュヴィは心を解析するためにリクと行動を共にする。
大戦がはじまった理由と終らせる条件
大戦開始の理由は唯一神の座につくため。
序列一位の神霊種(オールドデウス)が始めたことであり、他種族がそれに便乗した。
大戦終了の条件はスーニアスタと呼ばれる絶対支配の概念装置を手に入れること。
このスーニアスタはもともと序列1位の神霊種『オールドデウス』が生み出したもの。
顕現条件はこの星で最も大きな力である。
だから、エルフは『アーカシアンセ』を、ドワーフは『髄爆』を開発し、神の座に就こうとしていた。
そういった力を作らせない、あるいは使わせないために、各種族は殺し合いをしているというのが大戦の理由である。
リクの3段階の作戦
リクの作戦は第3段階まであります。
1段階目は人類の生存圏の確立。
2段階目は一色触発の状態の確立。
他種族の乱戦という様相に対し、同盟を組ませることでエルフ陣営とドワーフ陣営という2つの陣営を作成し、アルトシュ陣営を加えた3陣営にする。(残り種族は漁夫の利を得るために勝手に参戦する)
3段階目はスーニアスタの入手。
3陣営がにらみ合う中心に、力の方向性を変える罠を仕掛けておく。
戦争がはじまって同時に3陣営が最大火力を使えば力の向きを自在に変えられるため、それを星に向かってぶっ放してスーニアスタを顕現させて掠め取るのがリクの作戦です。
リクの作戦破綻と修正プラン
リクの作戦の3段階目であるシュヴィの罠(アインヴィーク)について、残り8基というところでシュヴィがジブリールによって破壊されてしまいます。
ですが、シュヴィの解析結果を引き継いだ機凱種のアインツィヒが現れて修正プランを提示します。
現状では、3陣営が放つ最大火力を、星を穿つ方向に向けることはできないが、別の方向に向けることは可能。
機凱種は受けた攻撃(力)を解析して模倣(再現)する能力を有している。
つまり、その別の方向で機凱種が待機し、その力を受けて模倣して、星に向けて模倣した力をぶっ放すということ。
リクの作戦に手順が2つ増えるだけである。
なぜリクはスーニアスタを手にできなかった?
人間だからです。
人間はシュヴィが言ったように『生きている理由がわからない』というくらいに弱く、他種族が持つような力を有していません。
魔法を使えず感知すらできません。
そのため、人間では純粋な魔法の力の塊であるスーニアスタに触れることすらできず、触れようとすると消滅します。
つまり、この大戦において、人間は原理的に勝てない存在だったのです。
あまりにも不公平なこの状況を哀しんだテトは、リクが出したスーニアスタを取り、
リクが望んだように、ゲームですべてが決まる世界を作り上げました。
ノーゲーム・ノーライフ パーペチュアルチェックとは?
チェス用語のことで、『引き分け』に持ち込むテクニックのことをさします。
チェスにおいて、相手の手が同一局面で3回チェックによってパペチュアルを引き起こすと、その勝負は引き分けとなります。
なお、この勝負とは、リクが起こしたこの戦いそのものを挿しています。
一応この戦いの結果、テトが唯一神となりました。
テトが勝ったという事になるのですが、実際あの戦いは誰も勝ってないし、誰も負けていません。
勝者も敗者も不在の引き分け状態です。
ノゲノラ ゼロ(映画)の見どころと感想 愛を理解するシュヴィが切ない。
最初から最後まで本っ当に面白い!!!
キャラクター、シナリオ、リクの戦略、そして人間の心を理解したシュヴィが可愛くて切ない。
特にシュヴィVSジブリール戦は必見。
勝率絶無のジブリール相手に人間のように知恵を絞って戦うのですが、
なぶられ、摩耗し、欠損していく姿は絶望しかない。
それでも人間の心の解析結果をもとにクラスタに連結要求し、説得の果てに戦闘アルゴリズムを得て武装展開。
ですが見どころはこの痛ましい戦闘描写だけでなく、
シュヴィの叫ぶ言葉のすべて。
リクにもらった心と、理屈では語れない愛(エラー)を絶叫します。
自分が破壊されるのはわかっており、わかっているからこそ、自分が得た愛を繋げなくてはならない。
クラスタがシュヴィをエラー機体と判断したと同時に同期を許可した瞬間や
同期が完了して勝利(リクの勝利)を確信した瞬間は忘れられない。
そしてなによりも最期の瞬間で涙が止まらなくなる。
シュヴィは直前に『レーゼン:カイン・エンターク』を使い、リクからもらった指輪だけは破壊されないように守ります。
※レーゼンは典開を意味し、カイン・エンタークは進入禁止を意味する。
なお、『レーゼン:カイン・エンターク』は規模が小さくなるほどに強度が増す特性があります。
この一連の戦闘描写は涙が出るほど心を打つのでぜひ何度でも視聴してください。
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タイトル | ノーゲーム・ノーライフ ゼロ |
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ジャンル | 異世界、ゲーム |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 106分 |
日本公開 | 2017年7月15日 |
監督 | いしづかあつこ |
脚本 | 花田十輝 |