
2019年の日本アニメ映画「天気の子」。
2020年5月末、VOD配信がされました。
さっそく見てみたんですが、ごめんなさい。酷評します。
新海誠監督のことは『ほしのこえ』から知っていますが、この作品は無理。
流れは『君の名は』と同じで、『彗星の危機』が『止まない雨』に変わっただけだと思ってもいい。
多分次回作もきっとこういう流れなんだろうなーって思うほど同じ流れ。
だけど、表現というか、演出がやりすぎ。
『愛』の一言ですべて片付くと思ったらおお間違い。
愛を『美しいもの』であるかのように書くのは良いんだけど、『都合のいいもの』で書くのは間違い。
それでは、ここから『天気の子(アニメ映画)』のあらすじ・ネタバレ・見どころ感想を紹介していきます。
映画『天気の子』 のあらすじネタバレ
高校1年生の帆高は、離島から東京へ家出して来たが働き口を見つけられず困窮していた。
だが離島から抜ける際の船で出会った男を頼り、男が経営するオカルト記事のライターの仕事にありつく。
帆高は仕事として都市伝説の一つである、晴れ女を追っかけていたが、ある日100%晴れにする力を持つ晴れ女・陽菜と出会い、
偶然見つけた拳銃を使って陽菜を助ける。
陽菜はお金に困窮しており、帆高は陽菜の天気を晴らす力をビジネスにしようと提案。
雨続きの東京は陽菜の力によってわずかだが晴れ間をとりもどしていく。
依頼はどんどん増えるのだがある依頼でその姿がテレビで中継されてしまう。
これでこの仕事はいったん辞めようということになるのだが、
拳銃を所持していたことで警察から追われるようになり、帆高、陽菜、そして陽菜の弟の凪と3人で逃亡するようになる。
だがあるホテルに泊まった際、陽菜は忽然と姿を消してしまう・・・
雨を止めるか、そのままにするかを選択する物語。
物語開始時点で天気はずっと雨です。
物語が進むと、晴れ女という都市伝説があり、晴れ女は天気を晴らす能力があるということが分かりますが、
本質は晴れ女が生贄になると雨は止むというものです。
それは晴れ女である陽菜がこの世界から消えることを意味しており、
陽菜を愛してしまった帆高は消えてしまった(生贄になった)陽菜を探しだし、
この世界は雨のままでいいと言います。
つまり、『自分はあなたが好きです。だからみんなのために生贄になるな』ということです。
これが結末ですね。
天気の子(映画)の見どころと感想
ごめん・・・新海誠監督。これつまんない・・・。
いや、つまらないだけならまだいい。
監督の世間への影響を考慮すると害悪だとすら思う。
ほしのこえからずっと応援してたけどこれはない。
家出少年、身分詐称、銃砲刀剣類所持等取締法違反、公務執行妨害、逃走罪、線路侵入(罪名わからん)
パッと思いつくだけでもかなりの問題、犯罪があります。
おまけに帆高にあてられて大人でさえ帆高の逃走をほう助。
信号無視、危険走行、スピード違反。
刑事に暴行を加え、公務執行妨害を行います。
愛のためなら何をしてもいいとでも思っているのか?
新海監督、大丈夫か?
自分のワガママを押し通すためなら犯罪を起こしてもいいと思ってるの?
髪型はともかく、まっとうな仕事をしているはずの警察の人が本当に可哀想。
これがたとえば、世界滅亡とか、君の名はでの『彗星の破片落下衝突による大量死』とか、
超究極的な事態であるならば話は分かるし理解できる。
ですが今回は『人間一人の命』がかかってるとはいえ、警察は主人公の行動を邪魔する悪役のように描写するのはいかがなものか。
どう見ても間違ってるし、狂っている。
表現の自由にも限度があるぞ。
そもそも穂高は拾った拳銃で一般人(スカウト)に対して発砲(威嚇射撃)しています。
法律の専門家ではありませんが、殺人未遂罪の適用を受けてもおかしくないと思います。
これだけやって保護観察処分って嘘でしょ?
おまけに流れてくるRADWIMPSの曲が嫌悪を助長させる・・・。
「愛にできることはまだあるかぁい?♪」
コリントの信徒への手紙でも読んで愛をまず知ってください。
「僕にできることはまだあるかぁい?♪」
自首してください。
映像は本当に美しいものだったんですが、それ以外に見どころは感じません。
映画を見てて顔をしかめたのは初めてかもしれません・・・。
タイトル | 天気の子 |
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ジャンル | クライムラブストーリー |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 112分 |
日本公開 | 2019年7月19日 |
監督 | 新海誠 |
脚本 | 新海誠 |