日本映画_バトル・ロワイアル

 

2000年12月16日に全国公開された映画「バトル・ロワイアル」。

 

公開当時、僕は学生でしたが、本当にこのころの10代はいろんな意味で社会を賑わせていました。

 

サセボやコーベなどなど・・・・。そういった意味からなのか、本作や本作にかかわる続編など延期になったりもしていましたね。

 

 

このぺージでは『バトル・ロワイアル』のあらすじネタバレ・感想を紹介します!

日本映画『バトル・ロワイアル』のあらすじネタバレ

経済も人の心も壊れかけたとある国で『BR法』という教育法案が出来上がった。

 

これは『死』を利用して、恐怖による支配を行い、大人の威厳を取り戻す目的で施行された法律だ。

 

具体的には、年に一度、全国の中学校3年生の中から選ばれた1クラスに、無人島で3日間の殺し合いを、最後の一人になるまでやらせるというもの。

 

七原たち城岩学園中学3年B組の生徒は元担任教師のキタノから説明を受けてこのデスゲームに巻き込まれてしまう。

 

 

バトル・ロワイアル『起』

修学旅行のバスの中。

 

主人公・七原秋矢は典子(ヒロイン)から手作りのクッキーを貰いながらも、どこか修学旅行を楽しめず、ウトウトしていました。

 

ある時、七原はおもむろに目を明けると、車内は暗く、そして周りは静かになっていました。

 

後ろや前を見ればクラスメイト達が床や椅子に身を任せるように無作為に眠っている・・・。

 

そして、七原の目の前にガスマスクをつけた女性が現れ、七原を問答無用で気絶させます。

 

 

 

目が覚めた七原や他のクラスメイト達は古びた学校にいました。

 

 

 

彼らの目の前に現れたのは1年生の頃の担任・キタノと銃を持った分隊規模のの兵隊たち。

 

キタノは『BR法』と国の惨状を語り、この3年B組の生徒たちに殺し合いをするように命じます。

 

 

 

異様な空気が張り詰める中、

 

キタノは私語をしていた藤吉文世をナイフの投擲で殺害。

 

さらに、歯向かった生徒の腰をナイフで切りつけて無理やりに言うことを聞かせます。

 

 

 

 

舞台は周囲10㎞の小さな島。

しかし、10㎞をフルに使えるわけではなく、1日4回の放送のタイミングで禁止エリアが追加され、時を追うごとにそれが徐々に狭まっていくのだ。

 

仮に禁止エリアにいれば、首につけられた爆弾が爆発する。

 

そしてこの首輪には位置情報送信だけでなく、モニタリング機能も付いており、不審な言動をしていれば手動で爆発できたりもする。

 

そこで来たのは、反抗的な態度を示した生徒であり七原の友人でもある国信慶時の首輪を爆発するのだった。

 

タイムリミットは3日間。

 

3日間立って勝者がいなかった場合、爆弾は一斉に起爆される。

 

 

 

最後に、キタノたちは、生徒たちに武器、食料、コンパスなどが入ったバッグをプレゼントする。

 

出席番号順に、男女交互に名前を呼ばれ、クラスメイト達は出ていく。

 

七原は典子に『校舎裏で待ってる』と言い残す。

 

 

 

七原は殺し合いに巻き込まれそうになるも、間一髪で典子と合流を果たし、その場から逃げ出す。

 

死亡者:

藤吉文世(刺殺)

国信慶時(爆殺)

赤松義生(射殺)

天堂真弓(射殺)

 

残り38人

 

 

バトル・ロワイアル『承』

七原は典子の手当てをしつつも、仲間を集めて脱出を図ろうと考えるも典子は『怖い』といって否定する。

 

 

 

一方、沼井たちのグループが転校生の桐山和雄を拉致していました。

 

沼井たちはこの時期に転向してきた桐山が何かを知っていると勘繰ったのだ。

 

だが、桐山は沼井たちの一瞬の隙を突き、武器を奪って沼井たち5人を皆殺しにする。

 

 

死亡者:

黒永博(射殺)

笹川竜平(射殺)

月岡彰(射殺)

沼井充(射殺)

金井泉(射殺)

 

残り 33人。

 

 

さらに別のグループ。

 

小川さくらは山本和彦と合流していた。

 

しかし小川さくらはこのゲームに参加しないと言い、物資を崖の下に放る。

 

そして山本は泣きながらもそれに同意し、小川と共に崖下へダイブして転落しを選んだ。

 

死亡者:

小川さくら(飛び降り)

山本和彦(飛び降り)

残り 31人。

 

また、同じように、首を釣ってゲームから降りた生徒が2人いた。

 

死亡者:

倉元洋二(首吊り)

矢作好美(首吊り)

 

殺し合いのゲームに乗った生徒たちは次々とクラスメイト達を殺害していく。

 

江藤恵(喉元を斬られて惨殺)

 

残り 28人。

 

 

一夜明けた朝6時。

 

キタノは死亡者と禁止エリアを発表します。

 

七原と典子がいる地点は禁止エリアだった。

 

退避すべく移動する七原たちだが、大木が殺しに現れ、もみ合いになった末に大木は自滅。

 

その後、元淵恭一に拳銃で襲われるのだが、もう一人の転校生である川田章吾が現れ、これを阻止し、射殺する。

 

 

 

七原たちへの警戒を緩めない川田だが、この時、拡声器で北野雪子たち2人が停戦を呼び掛ける。

 

七原は雪子たちに呼応しようとするのだが、それを川田が銃声をとどろかせる。

 

 

 

川田を非難する七原だが、この直後、桐山和夫が雪子たちをマシンガンで射殺する。

 

川田は七原たちと共に避難しようとするのだが、七原はこれを拒絶。

 

川田は七原の元から立ち去ってしまう。

 

 

 

大木立道(斧による脳挫傷)

元渕恭一(射殺)

北野雪子(射殺)

日下友美子(射殺)

残り 24人。

 

 

 

その後、相馬光子が清水比呂乃の待ち伏せに合うも、これを返り討ちにする。

 

 

 

清水比呂乃(射殺)

残り 23人。

 

 

 

一方川田と別れた七原たちだが、傷口からの感染症の影響からか発熱してしまう。

 

村の診療所を目指した七原はそこで川田と再会し、川田の医療技術が典子を救った。

 

 

 

一方三村たちのグループ。

 

三村は廃工場をベースにし、このゲームへの対策を考えていた。

 

さらに首輪に盗聴機能があるということも知る。

 

三村はパソコンを起動させ、秘密裏に組んだクラスメイト達に肥料、除草剤、木炭、イオウ、軽油の5つを集めさせる。

 

 

一方、千草貴子はマイペースに部活の練習か走り込みをしていた。

 

この際、クラスメイトの新井田和志が肉体関係を迫ってくるのだが、千草は持ち前の気の強さで応戦し、刺殺する。

 

新井田和志(刺殺)

残り 22人。

 

しかし直後、銃を得た相馬光子が乱入。

 

勝てないことを悟り、脱兎のごとく逃げ出すのだが、被弾してしまう。

 

 

 

千草を捜していた杉村が登場し、千草の最期言葉を聞き、看取る。

 

 

 

千草貴子(射殺)

残り 22人。

 

 

シーンは七原たちに戻り、

川田は七原たちを見て、自分が3年前のゲームの勝者だと語ります。

『人を信じることの難しさ」

『どうすればよかったのか』

『ケイコの笑顔の意味は何だったのか。』

 

 

 

そして川田はこのゲームのクリア方法を知っていると語り、

 

約束手形として拳銃と銃弾を七原に渡します。

 

しかしここで、マシンガンによる銃声・・・。

 

 

 

桐山が織田敏憲を追いかけまわし、殺していました。

 

七原たちも発見されてしまい、七原は典子を川田に託し、1人桐山の元に飛び出します。

 

しかし、防弾チョッキ(織田敏憲の武器)を装備した桐山に銃によるダメージは与えられなかった。

 

このピンチに、近くにいた杉村が駆けつけ、桐山の隙を突いて海に潜って七原と共に逃走します。

 

 

 

一方三村たちのグループ。

 

三村は闘士だったという叔父の言葉やその叔父から教育を受けたことを語り、『腹腹時計』を元に、

 

このシステムをぶっ壊すための戦いを挑もうと決意していました。

 

 

 

 

七原は灯台にあるベッドの上で目を覚ました。

 

傍には内海幸枝。

 

七原は内海から典子や川田が殺されてないことや自分を助けた杉村がどこにいるのか、そして三村が自分に会いたがっていることを知ります。

 

死亡者:

織田敏憲(斬殺)

稲田瑞穂

南佳織

滝口優一郎

旗上忠勝

 

内海は自身のグループに嬉々として報告するのだが、

 

七原に恐怖を抱いた1人がが七原の食事に毒を盛る。

(七原が大木を偶然殺した現場を目撃したため)

 

 

しかし、毒を持った食事を、グループの一人が偶然食べてしまい、

 

内海のグループは恐慌状態となって殺し合いを始めてしまう。

 

七原が全てを把握した時には、内海のグループは殺し合いの結果、消滅していた。

 

七原は満身創痍の身を押してついに典子たちと合流を果たす。

 

 

死亡者:

内海幸枝

榊裕子

谷沢はるか

中川有香

野田聡美

松井知里

 

残り10人。

 

生き残っているのは以下の5グループ。

・三村たち4人。

・杉村、琴弾

・七原、川田、典子

・桐山

・相馬光子

 

 

バトル・ロワイアル『転』

一方生き残って琴弾を捜していた杉村だが、緊張で動転していた琴弾が杉村を銃で撃ってしまう。

 

杉村は琴弾に『今の銃声で人がくる・・・逃げろ』と言って息絶えるのだが、琴弾は余計に混乱。

 

そして相馬光子が銃声を聞きつけて現れ、琴弾を射殺する。

 

しかし、いつから潜んでいたのか桐山が現れ、相馬光子を襲撃。

 

相馬光子は奪った武装で桐山と応戦するのだが、防弾、防刃チョッキを着た桐山に有効なダメージを与えられず、殺されてしまう。

 

 

死亡者:

杉村弘樹(射殺)

琴弾加代子(射殺)

相馬光子(射殺)

 

残り7人。

 

 

七原は三村たちと合流すべく廃墟に向かう。

 

その三村たちはこのシステムをぶっ壊すための準備を全て完了したものの、

 

突如現れた桐山の襲撃を受け、三村グループは壊滅してしまった。

 

 

 

そして川田は1人、桐山に戦いを挑み、勝利します。

 

 

バトル・ロワイアル『結』

生き残りは3人。

 

七原、典子、川田であった。

 

そして川田は突如として牙を剥き、七原と典子に銃を突きつける。

 

『これがこの島から出る方法』

 

そういった引き金を引く。

 

 

 

そして部隊は引き揚げ、キタノは1人、勝者である川田を待つ。戦いは全て終わった。

 

 

だが、キタノは川田のずるを見抜いていた。

 

川田が首輪の爆弾の外し方を知っていると見抜いたのだ。

 

 

 

そして七原たちも川田とキタノの元に到着。

 

自分の胸の内を語り、無理心中を図ろうとするキタノ。

 

七原は典子を守るためにキタノを打つのだが、キタノが持っていた拳銃は水鉄砲だった。

 

 

 

そうしてキタノは娘からの電話に出て、毒づいて息を引き取る。

 

 

 

ボートに乗って島を脱出した3人なのだが。

 

川田は二人に感謝を伝えて眠るように息を引き取る。

 

 

 

のこされた七原と典子は指名手配を受けながらも、強く生きようとする。

 

 

映画『バトル・ロワイアル』の感想

ずっと見たかった映画。

 

公開当時は学生をやっており、ちょうどキャスト達と同じ位の年代だったのでものすごく流行っていました。

 

また、エヴァのアスカの声優が出てきたことに驚きましたね。当時をつい思い出してしまいました。

 

 

 

さて、本作について漫画の方は見ていたんですが、映画の方は今回初めて見ました。

 

近々続編のほうも見ていきたいと思いますが・・・。

 

肝心の内容について『漫画から入ってきた人』からすると物足りなく感じるかもしれません。

 

 

 

その理由としては

 

・桐山がただのキリングマニア。

 

・覚醒杉村が無いどころか、杉村の見せ場一切なし。

 

・川田が渋くない

 

・桐山があまりにも普通に退場。

 

 

 

 

ボスキャラでもある桐山について、漫画版では『心が壊れた天才』で、

 

その天才性を示す圧倒的で神々しいエピソードがあるのですが、残念ながら映画番ではただただ殺人衝動に駆られるキリングマニアです。

 

 

 

漫画版の桐山VS覚醒杉村の戦いは本当にかっこいいのでぜひ読んで欲しい。

 

漫画版では杉村はカンフーの達人のような設定なのですが、この格闘技術を用いて桐山相手に真っ向から戦いを挑みます。

 

このシーンのカッコよさと桐山の悪魔的天才さによる絶望描写は超かっこいい。漫画版バトロワでも屈指の名シーンです。

 

 

川田について、漫画版だと、めちゃくちゃ渋くてコクのあるキャラなんですが、

映画番だと、良い奴なんですが、ちょっと違う感がものすごい・・・。それだけ漫画版の川田が完成されていたということですね。

 

 

 

おおむね、漫画版のほうが面白いのですが、

唯一キタノ・・・。漫画版で言うところの坂持金発先生の最期はこの映画のほうが圧倒的に面白い。

 

 

作中の最後。

 

キタノは、狂気を見せつつも、『オトナも子どもと同じように苦しんでいる』という現実を教えてくれていました。

 

作中でもなんとなく、虚しさのような、力のなさとういような演技を見せてくれており、

 

漫画版には無い本作のテーマを物語ってくれていました。

 

これは本気で言えるのですが、北野武の作品は全部見てみたいと思えるくらい、北野武のファンになりました。

 

総括になりますが。

 

映画のほうを見たほうが良い。

漫画はエンタメ作品として面白いのだが、本当にバトルロワイヤルのテーマとして分かりやすいのは映画のほうだからです。

 

 

タイトル バトル・ロワイアル
ジャンル バイオレンス、
制作国 日本
上映時間 113分
日本公開日 2000年12月16日
監督 深作欣二
脚本/原作 深作健太/高見広春

 

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