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前田公輝主演の伝奇映画「ひぐらしのなく頃に」
『大ヒット同人ゲームを実写化。因習が残る田舎での恐怖体験を描いたホラーミステリー』
『ひぐらしのなく頃に』は複数の章があり、本記事で紹介するのは、実写映画1発目。
原作で言うと、【鬼隔し編】のネタバレをするものです。
アニメやゲームコンテンツの実写化は不評を買う可能性がありますが個人的にはアリな出来栄え。
本記事でひぐらしのなく頃にに興味が出てきたら、アニメ版を見ることをお勧めします。
※U-nextで全編見ることができます。
Contents
映画『ひぐらしのなく頃に』のあらすじネタバレ
昭和58年のとある小さな村の話。
ある日この雛見沢という村に、東京からの前原圭一が転校してくる。
小さな村のせいかリーダー的存在の魅音、女子力の高いレナ、巫女の梨花など、次々と圭一は仲良くなっていく。
だがある時、圭一はこの村で毎年起こるという怪事件を知る。
必ず1人が死亡し、必ず1人が行方不明になる。
何かを隠そうとしている魅音たちに圭一は不信感を抱き始める・・・
『起』温かな雛見沢村。そこにはオヤシロ様という神様が信仰されていました。
昭和58年。
雛見沢という人口2000人ほどの村に、東京からの前原圭一という転校生が引っ越してきます。
雛見沢は小さな村で、学校も1クラスしかなく、様々な年代の子供たちが同じクラスで勉強をしていました。
家族のような温かさのあるこの村を気に入る圭一はすぐになじみ、
とりわけ同年代の魅音とレナ、そして神社の娘の梨花と梨花と同居している沙都子とよく遊ぶようになります。
村を案内され、梨花の住む古出神社には『オヤシロ様』という神様がまつられており、開かずの祭具殿というものがありました。
『中に絶対に入ってはいけない』という祭具殿に少し興味を示したものの、そのまま宝物があるというレナのお気に入りの場所・ゴミ捨て場に行きます。
そしてゴミ捨て場にはある人物がいました。
『承』全ての始まり?ダム戦争の悲劇。綿流しの一人死亡、1人行方不明がこの時始まった。
ゴミ捨て場にいたのは富竹というフリーのカメラマンをしている男でした。
富竹は圭一に『あの時は大変だったね…』と意味深なことを言い『まだ見つかってないんだろ?腕が』と話だひます。
そう、この雛見沢はかつてダム戦争というダム建設中止の運動があり、当時の工事関係者がバラバラになって殺され、腕が一本見つかってないというのです。
異常な事件の話で、圭一はレナに確認しますが、レナは即答で『知らない』と短く答えて話を切ります。不審に思う圭一。
そして村は綿流しというお祭りの季節になりました。
お祭りで富竹と再会し、そして村の診療所に努めている鷹野という看護師の女性と知り合います。
挨拶程度に言葉を交わしつつ、祭りはいよいよ梨花の『舞』になります。
ですが圭一は途中トイレに立ち、この際、富竹と鷹野が古出神社の祭具殿で何かをしようとしているのを見つけてしまいます。
『決して入ってはいけない』と言われる祭具殿。富竹と鷹野はここに入ろうとしていたのです。
圭一は深く考えずに2人に同行する形で中に入り、この村にまつわる怪談を知る。
『綿流しの祭りの晩は1人は殺され、1人は行方不明』になる。
綿流しの綿は腸の『わた』で。それを裏付けるかのようにこの祭具殿には拷問器具が置いてあったのです。
そして翌日、悲劇が怒ります。
『転』富竹と鷹野の異常な死に様。不安に思う圭一に追い打ちするかのように針の入ったおはぎが届けられた
富竹は喉を掻きむしって死ぬという異常な遺体で見つかり、鷹野は県境の山奥で焼死体となって発見されました。
富竹と鷹野と一緒にいたということで刑事の大石から事情聴取を受ける圭一。
当然何も知りません。そんな圭一に、大石は魅音とレナの家庭の事情や、ダム戦争の時のことを話します。
そしてさらに学校内でも実は去年、男子生徒が行方不明になっていたことも知ってしまいます。
魅音やレナは直接的に語ろうとはせず、事情も何も説明しようとしません。
圭一はその晩、大石に込み入った事情を聴いていましたが、電話が終わると父親が2人分のお茶を持って部屋に入ってきました。
『いただろ?レナちゃん。もう帰ったの?』と不思議なことをいう父。会話内容を聞かれて不安になった圭一は大石に会いに行きます。
大石から話を聞いて家に帰ると、両親が東京に行ったことを知ります。独り取り残された圭一は学校を休むと魅音とレナがおはぎを持って訪ねてきます。
『レナが作ったのが一つだけあるからあとで教えてね!』といつもの調子のレナに安心感を覚える圭一。
部屋に入ってさっそく食べると、頬に激しい痛みが走ります。圭一は口に手を入れるとそこには『針』が入っていたのです。
『結』追い詰められた圭一。魅音とレナを殺害し、自身も喉を掻きむしって死亡
圭一は魅音を、レナを村人たちを拒絶し始めます。
『祭具殿に入ったことで自分も消される』と思いこんだ圭一は疑心暗鬼に陥ります。
学校の空きロッカーにおいてあったバットを持って素振りを始めて自己防衛をしようとしますが、車にひかれかけたりと、どんどん追い詰められていきます。
やがて村人たちに追いかけられ、神社に向かうとそこには梨花と沙都子が立っていました。
捕まった圭一が次に目覚めるとそこにはレナが居ました。
『高熱が出ていた』というレナ。そこに魅音がタオルを持って現れます。いつも通りのレナと魅音ですが、
すぐに2人の異常に気付きます。
動揺した圭一は恐怖に駆られながら、バットで二人を殴殺し、事件の真実を書いたメモを時計の裏に張り付けて残して逃亡。
大石がこのメモに気づき、警察で確認しているときに大石は圭一からの電話を受けます。
その内容は『オヤシロ様はいる。オヤシロ様、ごめんなさい』。前原圭一は自分で喉を掻きむしって、死んでしまいました。
ひぐらしのなく頃に(実写版)感想
『ひぐらし』を実写映画化するのであれば全シナリオを実写映画化しないといけません。
そうでなければ物語の根幹をなす『雛見沢症候群』や『おやしろさま』の存在がわからず、消化不良にしかなりません。
もうひとつのレナが主役のシナリオである『ひぐらしのなく頃 誓』という原作で言う『罪滅ぼし編』が映画化しましたが、それでも謎の解決には至りません
いや、一応それでわからなくはないですが、納得のいく答えが明示されていないので不完全燃焼だと思います。
全編をアニメや原作で見たら多分想像以上に驚きますよ。
なにせ映画化されているシーンは物語の表層の部分でしかないからです。
とはいえ、全編を実写映画化というのはスケジュール的にも予算的にも不可能に近い。
これ以降10年間続編は出ておらず、この時点で『ひぐらしのなく頃に』の実写映画化というのは失敗といえます。
というか、多分ひぐらしの実写映画って原作のコンテンツの認知度を上げることが主たる目的だったんじゃないかな・・・。
そういうことを念頭に考えてあらためてこの映画を思い返すと、
原作ファンのことも未来のファンのこともよく考えて作られているように思えます。
尺の都合上、かなりの日常エピソードが端折られており、キャラクターの口癖もレナ以外は省かれています。
レナの口調も直したほうが良かったと思うのですが、実際に聞いてみたかったとも思っていましたので、これで良かったのだと思います。
酷かったですが、作品によく馴染んでいたとも思えたからです。
原作のレナの『かなかな』沙都子の『ですわ』梨花の『にぱー』はあくまで2次元ならではの個性ですので実写に口癖を持ってきたら違和感しか残りません。
個人的には沙都子や梨花は幼女あるいは原作に合わせて女児のキャストくらいでやってほしかった。
ですが、割と流血沙汰になるこのシリーズにおいてその描写は禁忌に触れることになるので仕方ないところですかね・・・。
見どころは雛見沢症候群にかかった圭一が魅音とレナを殺害するシーン。飛び散った血液が生々しく非情に臨場感がありました。
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タイトル | ひぐらしのなく頃に |
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ジャンル | ホラー、スリル、サスペンス、推理 |
制作国 | 日本 |
上映時間 | 106分 |
日本公開日 | 2008年5月10日 |