
24時間を24分割してリアルタイムに物語が進行する。
『24 -TWENTY FOUR- シーズン1』のテーマは『復讐』。暗殺対象となったパーマー上院議員とそれを阻止するジャックだが、ターゲットはパーマーだけではなかった。
内部に潜む裏切り者、政界の闘争、常にクライマックスというリアルタイムサスペンスドラマです。
このぺージでは『24 -TWENTY FOUR- シーズン1』のあらすじネタバレ書きつつ、見どころを語っていきます。
Contents
『24 -TWENTY FOUR- シーズン1』のあらすじネタバレ
その日は大統領予選当日。
CTU(テロ対策ユニット)ロサンゼルス支局所属の連邦捜査官のジャック・バウアーに緊急招集がかかる。
招集理由はパーマー上院議員の暗殺があるという情報が入ったからだ。
しかし、同時刻。
ジャックの娘のキンバリー(キム)が家出をしていた。
全く関係ないと思われていたこの二つの件。
しかしこれは、密接に絡み合い、切っても切れないものだった。
CTU内部に潜む裏切り者、
行方不明のキンバリー、
さらにはジャックの妻のテリーまでさらわれる。
パーマー暗殺を未然に阻止したのに濡れ衣を着せられそうになるジャック。
ジャックは真実を求めて敵味方関係なく追いかけられることになるのだが・・・
『24 -TWENTY FOUR- シーズン1 ネタバレ』
CTUロス支局でジャック・バウアーは二つの任務を任される。
その内容は、大統領候補の一人であり、ほぼ大統領確実と目されるパーマー上院議員の暗殺を阻止すること。
そしてもう一つCTUに内通者、つまり、裏切り者を見つけよということだった。
敵には当然気を付けなければならないのだが、味方にも気を付けなければならないというスリル。
さらにこの事件と同時刻。ジャックの娘・キンバリーが夜遊びの末、行方不明となってしまい、さらに妻のテリーまでも行方不明になります。
自分の動きを内部に伝えるわけにもいかず、合法的捜査も不可能であるため、ジャックは自ずと、味方からも敵認定をされてしまいます。
しかも、なぜか敵はジャックを暗殺の実行犯に仕立て上げようとしてきます。
家族を捜しながら、暗殺実行グループのアイラ・ゲインズをようやく制するのだが、物語はこれで終わりません。
第2の暗殺実行グループのドレーゼン一味が現れるのだ。
このドレーゼンが出てきたことにより、全ての謎が解き明かされていきます。
ジャックは過去、パーマーの命令で、ドレーゼン暗殺作戦(ナイトフォール作戦)を実行していて、
この際、ドレーゼンの妻と娘が作戦の犠牲になってしまった。
その作戦のターゲットはあくまでドレーゼン(ヴィクター・ドレーゼン)のみで、その妻と娘は対象外の一般人。
つまり、絶対に在ってはならないミスでした。
復讐に燃えるドレーゼンは次々と不可解な動きを繰り広げ、かつての作戦のターゲットだったヴィクター・ドレーゼンが生きてアメリカが捕縛していることが発覚。
ヴィクター・ドレーゼンを奪還したドレーゼン一味は、一度は誘拐から生還したキムを再び誘拐。
ジャックを脅して再びパーマーを殺させようとするのだが、ジャックは知恵を絞ってパーマーを救い、死亡情報を報道させる。
だが、それがなぜかバレる。
そう、CTUには内通者が居るのだ。
そしてその内通者は、この事件以来、ジャックを信じて陰ながらサポートしていた意外な人物だった。
ジャックはその人物からキムの死を聞かされ、半ば自棄になりつつもドレーゼン一味を壊滅させるのだが、
娘が死んだという情報がどこにもないことを知り、急いでCTUに戻るのだった。
シーズン1 ネタバレの捕捉
この項目では、さらなるネタバレを書いていきます。『そこまでは知りたくない!』という方はスルーしてください。
実はCTUには裏切り者が二人いて、お互い面識はあれど、そうとは知らずに接しています。
つまり、「え?お前も裏切り者やったんかい!?」というわけです。
CTU内の裏切り者の一人目はジェイミー・ファレル
一人目の裏切り者はジェイミー。情報分析官の女性で、シングルマザーです。
ジェイミーは、ジャックに裏切り者探索を指示したCTU支局長のウォルシュが指名した唯一信頼できる存在でした。
なお、ジェイミーが裏切った理由はお金で、CTUの給料だけでは家族を養うことができなかったからです。
彼女はジャックからのこの裏切り者捜しにおける協力者のニーナやトニーに捕まり、尋問を受けたのだが、なんと自殺を図ってしまいます。
ですが、それはCTU内に居る二人目の裏切り者がジェイミーを殺していました。
CTU内の裏切り者の二人目はニーナ・マイヤーズ。
上級分析官であり、CTUロス支局の中でも上から3番目くらいの立場の偉い人。
ジャックがテリーやキンバリーと別居中、ジャックと数日だけ恋人関係になった女性。
彼女はかなり大掛かりな組織に属しているスパイなのだが、作中、どんな組織に所属しているかは明らかになっていません。
CTU内ではその高い職位で知りえた情報を他国やテロ組織に横流ししていました。
後のシーズンでも再登場しますが、ジャックの言葉を見る限り、ただただ営利目的のスパイだったようです。
雇い主は、シーズン1のラスボスのドレーゼン。最終的に、ジャックに察知され、ジェイミーを殺したこともバレてしまう。
スパイ活動のデータを削除中、とんでもない人物を殺してしまいます。
『24 -TWENTY FOUR- シーズン1』感想と見所 政界闘争がすごく面白い。
24時間を24分割して事件がリアルタイムに進行するというようなキャッチフレーズで始まったこのシリーズの第一弾。
放映当時、この度肝を抜くようなサスペンスアクションが日本を賑わせていましたね。
さて『24 TWENTY FOUR』について見どころは本編である暗殺のほかに、サイドストーリーとして政界闘争というドラマがあるんですが、この政界闘争が一番面白い。
作中に上がった難題として、パーマー上院議員の息子キースが、実は人を殺してしまった過去があるというもの。
これについて『正当防衛』が充分に成り立つ案件だったのだが、この時点では大統領予選当日の真っただ中。
『殺人疑惑』なんてスキャンダルが出たら大打撃を受ける可能性が極めて高い・・・。
だから、パーマー上院議員の腹心や相談役、妻のシェリーが暗躍し、当事者の息子のキースでさえも行動したりと、群像劇が始まります。
ここでの見どころはパーマーやキースの清廉潔白な応対。
それに反対するシェリーの暗躍。
公表して世間に判断してもらうか、完全にもみ消すかのどちらか。
シェリーの狡猾さは感心するほどで、シェリーが出てくるだけでワクワクするほどです。
むしろ本編の暗殺騒動よりもよほど面白い。
続くシーズンでもシェリーはところどころ顔を出し、場を混沌に導いていきます。